タミータックとは

タミータックは正式には腹部形成術と呼ばれ、お腹のたるんだ皮膚や皮下組織を切除し、必要に応じて腹直筋の縫合を行い、腹部を平らに引き締める美容外科施術です。
たるんだお腹の皮膚を引き締める方法として、マッサージやスキンケアといったセルフケアやレーザー治療がありますが、妊娠や大幅な体重変動によりたるみが大きい場合は改善が難しいでしょう。その場合、タミータックで余った皮膚を切除するのが効果的です。
タミータックでは、腹部の下側を切開し、余分な皮膚や皮下組織を取り除いたあと、皮膚を引き締めます。さらに、必要に応じて出産や肥満により分離した腹直筋を縫い合わせ、正しい位置に修復します。
これにより、お腹が平らになるという見た目の改善だけでなく、体幹の強化や姿勢の改善といった機能面での効果も期待できるでしょう。
タミータックは日本ではまだなじみのない施術ですが、海外ではマミーメイクオーバー(産前の身体に戻したり、さらに美しくする施術)の一環として非常に人気の高い施術です。また、30代〜60代の幅広い年代で脂肪吸引後の余剰皮膚を切除するために利用されています。
当院では解剖学を熟知した美容専門医による、高い安全性と自然で美しい仕上がりにこだわったタミータックを提供しております。ダイエットや妊娠出産によって伸びたお腹の皮膚を改善したい、すっきりとしたウエストラインを実現したい方はぜひ当院にご相談ください。
タミータックがおすすめの方
- 大幅なダイエットでお腹がたるんでしまった方
- 脂肪吸引後にたるんだ皮膚を引き締めたい方
- 産後たるんだお腹を戻したい方
- ウエストラインをきれいにしたい方

タミータックの適用部位
タミータックはおへそより下の「下腹部」、おへそより上の「上腹部」、「腹直筋」が主な適用部位となります。その他、腰回りや側腹部が含まれるケースもあります。
下腹部
おへそより下は、妊娠や体重増加・減少により特にたるみが目立ちやすい部位です。この部分の余分な皮膚や皮下組織を取り除き、へその位置を再設定し、縫合します。たるみが軽度の場合は、切除範囲を少なくすることも可能です。
上腹部+下腹部
お腹全体にたるみが目立つ場合、下腹部に加え、上腹部も適用部位となります。へそ上から恥丘(ちきゅう)までの余分な皮膚や皮下組織を取り除き、へそは新しい位置に再形成します。
腹直筋
腹直筋は腹部前面にある筋肉です。通常はおへそを中心に閉じていますが、出産や肥満により腹直筋が左右に開いてしまうことがあります。この状態を腹直筋離開といい、ぽっこりお腹やたるみの原因となったり、腹圧の低下により姿勢や体幹の安定が損なわれたりします。
タミータックでは分離した腹直筋を正しい位置に縫合し、腹部の輪郭を整えるとともに機能的な改善を目指します。
当院のタミータックの特徴
解剖学に基づいた安全性の高い施術
当院のタミータックは解剖学に熟知した医師が施術を行います。担当医師は腹部の皮膚、脂肪、筋肉、血管、神経の位置や役割を正確に把握しており、これらの重要な構造を傷つけないように配慮した安全性の高い施術が可能です。
また、感染や血栓のリスクなど施術による合併症リスクを最小限に抑えられるため、安心して施術を受けていただけます。
自然で美しい仕上がり
当院のタミータックは皮膚や筋肉の張力、脂肪の分布を考えたデザインを行います。余分な皮膚や脂肪を的確に除去し、腹直筋を正しい位置で縫合することで、自然で引き締まった腹部の形成が可能です。へその位置や形状にもこだわり、自然で美しい状態に仕上げます。
的確な術後ケアにより早期回復が可能
当院のタミータックは、的確な術後ケアにより早期回復が可能です。解剖学に基づいた丁寧な施術は、体への負担を最小限に抑えつつ、組織の自然な回復を促進します。術後は腫れや痛みを軽減するケア方法や患者様一人ひとりに合わせた適切なアフターケアプランを提供。
患者様の負担を軽減する充実のフォローアップ体制により、安心して施術を受けていただけます。
タミータックのメリット

- ぽっこりお腹が改善され、引き締まる
- ウエストが細く見える
- 体幹機能が改善し、腰痛や姿勢の悪さが改善される
- 妊娠線やストレッチマークが改善する
タミータックは産後や大幅な減量後にたるんだお腹を引き締め、美しい腹部を実現できる施術です。余分な皮膚や脂肪を取り除き、分離した腹直筋を修復することで、お腹が平坦になり、ウエストラインが整います。
また、妊娠線や皮膚のたるみが改善されたり、腹圧が回復することにより体幹が安定し、腰痛の軽減や姿勢が改善される効果も得られるでしょう。
タミータックの副作用
タミータックの施術では、次のような副作用が生じることがあります。これらは一般的な手術に伴うリスクですが、適切なケアによって予防・軽減が可能です。
- 痛み
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術後数日間は施術箇所に痛みを感じますが、1週間〜2週間で軽快します。処方された鎮痛剤を服用することで、痛みを軽減できます。
- 腫れ・内出血
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術後数日間は腹部に腫れや内出血が生じますが、3週間〜4週間で回復します。体が温まると症状がひどくなる場合があるため、激しい運動や長時間の入浴は避けましょう。また、腫れはサポーターを適切に装着することで、回復が促進されます。
- 感染症
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傷口に細菌が入り込むと感染症を引き起こす場合があります。感染リスクを防ぐため、術後の傷口ケアが重要です。強い腫れや痛み、熱感、化膿が見られた場合は感染を疑い、すぐに受診してください。
- 感覚の変化
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一時的に腹部の感覚が鈍くなる場合がありますが、皮膚が再生する過程で起こる正常な反応で、数ヶ月で回復します。
タミータックのダウンタイム
タミータックの術後は1週間〜2週間で日常生活へ復帰できますが、完全に回復するには1か月〜2か月ほどかかります。
術後1日~2日
術後は麻酔が切れると痛みを感じるため、処方された鎮痛剤を服用し、安静にお過ごしください。

術後1週間
軽い日常生活が可能になります。重い荷物を持つ、体をひねるといった腹部に負担がかかる動作は避けましょう。サポーターを装着して腹部を保護してください。

術後2週間~3週間
軽い運動や仕事に復帰可能です。ただし、激しい運動や腹部に負担をかける動作は控えましょう。

術後1か月~3か月
腫れや内出血が完全に消え、傷跡も落ち着きます。激しい運動や腹部に負担のかかる動作も可能です。傷跡が完全に目立たなくなるには1年程度かかります。
当院のタミータックの流れ
STEP1カウンセリング・診察
腹部のお悩みやご希望を詳しくヒアリングするとともに、皮膚のたるみ、脂肪の分布、腹直筋の状態を診察し、最適な施術計画を立案します。施術の効果やリスクについても丁寧にご説明します。施術に対する不安や疑問があれば遠慮なくお伝えください。

STEP2デザイン
寸法を記録し、切開予定線に印をつけ、具体的な施術デザインを提案します。
STEP3全身麻酔
施術中に痛みを感じないよう、全身麻酔を施します。安全性を確保するため、患者様の状態をしっかりモニタリングします。
STEP4施術
マーキングに従って下腹部を切開し、余分な皮膚や皮下組織を取り除き、腹直筋を修復します。その後、丁寧に縫合し、へそを再形成します。施術時間は6時間〜8時間ほどです。
STEP5術後処置
施術部の状態をチェックします。問題がなければ施術部を保護、固定するためのサポーターを装着し、日常生活での注意点やご自宅でのケアについて詳しく説明します。
STEP6抜糸
術後1週間〜10日後に来院いただき、縫合部をチェックし、抜糸を行います。
STEP7アフターケア
術後1か月〜3か月の間にご来院いただき、術後の経過チェックを行います。具体的には傷跡の状態や腫れの改善具合、皮膚の引き締まり具合、痛みや違和感がないかを確認します。問題がなければ通常の生活に戻っていただくことが可能です。