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Columnコラム

脂肪豊胸で最も難しい部位:「谷間」2025.10.05

脂肪注入豊胸の目的は、自然なボリュームアップと形の調整ですが、実際に**最も脂肪を定着させたい部位が「谷間」であり、同時に最も定着しにくい部位も「谷間」**です。

特にハイブリッド豊胸(シリコンバッグ+脂肪注入)では、より自然なバストラインを作るために、胸骨付近の谷間やデコルテ部分に脂肪を注入します。

しかしこの部位は皮膚のテンションが強く、血流も限られるため、注入した脂肪が生着しづらい構造的特徴があります。

そのため、術後しばらくして谷間の脂肪が減ってしまうのは自然な現象です。

定着率を高めるためのポイント

脂肪豊胸での定着率(残存率)は一般的に30〜50%程度です。

これは、注入された脂肪のうち実際に生着して血流を得る脂肪細胞の割合を指します。

脂肪は生きた組織であるため、血流が得られないと吸収・壊死し、結果的に体に吸収されてしまいます。

定着率を高めるには以下のような要素が重要です:

症例紹介

下の症例は、ハイブリッド豊胸(Motiva Demi 225cc + 脂肪注入 右90cc/左60cc)術後3ヶ月の方です。

術後1週間の時点と比較すると、全体の滑らかさは増していますが、やはり谷間付近の脂肪がわずかに減少しています。

それでもバスト全体の丸みと自然な動きは維持され、満足度の高い経過です。

今後の選択肢

「谷間をよりしっかり作りたい」「もう少しボリュームを出したい」という場合は、

ハイブリッド豊胸後に追加の脂肪注入豊胸を行うことも非常に効果的です。

一度で脂肪を多く注入するよりも、段階的に注入した方が安全で、しこりや感染のリスクも低くなります。

AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニックのこだわり

当院では、脂肪採取から精製・注入までを一貫して丁寧に行い、

**「定着率を上げる」「しこりを作らない」「自然な形に仕上げる」**ことを重視しています。

単なるバストアップではなく、上半身全体のラインをデザインすることを目的としています。