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Columnコラム

【脂肪豊胸と定着率の関係】2025.10.24

24歳女性の方で、産後に行った2回目の脂肪注入豊胸の症例です。右380cc、左350ccと、通常よりも多い量を注入しています。

一般的に、日本人女性の脂肪豊胸では、1回あたり片側300cc以内が適量とされています。これは、注入した脂肪細胞が生着できるスペースと血流の問題によるもので、過剰に注入すると脂肪壊死やしこりの原因になります。

しかし、例外的に「より多く注入しても定着しやすい方」もいらっしゃいます。

✔︎ 妊娠・出産経験がある方:乳腺組織の肥大や萎縮を経験しており、皮膚に余裕があるため多く注入可能。

✔︎ 10kg以上のダイエット経験がある方:乳房内の脂肪が減少しており、皮膚にわずかな弛みがあるため受け入れスペースがある。

今回の患者様は産後かつ2回目の施術ということもあり、十分なスペースが形成されていたため多めに注入でき、3ヶ月経過時点でもしっかりボリュームを維持しています。

脂肪豊胸の定着率は一般的に**40〜60%**とされており、注入量だけでなく、脂肪の採取・加工・注入の手技、そして術後の安静・圧迫管理・体重変動などにも大きく左右されます。

AVAN TOKYOでは、単に脂肪を入れるのではなく、脂肪が「生き残る」ための条件を科学的に整え、個々の体質や希望に合わせた最適なデザインを提案しています。

また、必要に応じて**ハイブリッド豊胸(シリコンバッグ+脂肪注入)**も選択でき、自然さとボリュームの両立を実現します。