― ダウンタイム中の「体の中から整える」ケア ―

脂肪豊胸は、吸引した脂肪をバストに移植して定着させることで自然なボリュームを得る施術です。

しかし、どれだけ手術が成功しても、術後の過ごし方次第で定着率は大きく変わります。

ここでは、脂肪の定着を最大化し、しこりなどのリスクを減らすために重要なポイントを医学的観点から解説します。

① 食事：栄養が脂肪の「生着率」を決める

脂肪細胞は生きた細胞です。術後に新しい血管が伸び、十分な酸素と栄養を得られるかどうかで定着が決まります。

とくにおすすめなのが「1日1Lの豆乳」。

大豆イソフラボンと良質な植物性タンパク質が、ホルモンバランスを整えながら脂肪細胞の安定化をサポートします。

その他にも：

• ビタミンC・E・オメガ3系脂肪酸：抗酸化・抗炎症作用で回復を促進
• 鉄分・亜鉛：コラーゲン生成と血流改善に寄与
• 過剰な糖質・脂質：炎症反応を増やし、しこりや壊死の原因に

脂肪豊胸後の食事は「栄養のある控えめな食事」が最も理想的です。

② 禁煙・副流煙を避ける

喫煙は毛細血管を収縮させ、脂肪への酸素供給を妨げます。

これにより「壊死」「硬化」「定着不良」などが起こりやすくなります。

電子タバコや副流煙も同様に影響するため、最低1.5ヶ月は完全禁煙が理想です。

③ 運動：軽い血流促進は◎

激しい運動はNGですが、軽いウォーキングやストレッチで血流を促すのは有効です。

脂肪細胞への酸素供給を助け、むくみの改善にもつながります。

ただし、胸を強く揺らす動作や筋トレは1ヶ月以降から再開しましょう。

④ 睡眠：ホルモンバランスと修復を支える

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、脂肪細胞や皮膚組織の修復を助けます。

ダウンタイム中は「最低6〜7時間の質の良い睡眠」を確保することが大切です。

⑤ 触らない・圧迫しない

術後のバストは非常にデリケートです。

触ったり揉んだりすると、脂肪が動いて定着を妨げる可能性があります。

特に就寝時の圧迫やうつ伏せ寝は避けましょう。

まとめ：術後ケアが“第二の手術”

脂肪豊胸の成功は、手術技術だけでなく「術後の管理」で決まります。

AVAN TOKYO GINZA LIPOSUCTION CLINICでは、

術後の栄養・生活指導を含め、細胞レベルでの定着を重視したアフターケアを行っています。

脂肪は“移植して終わり”ではありません。

体内で生き続けるための環境づくりを、ぜひ意識してください。

26歳女性、二の腕全周脂肪吸引・脂肪豊胸ダウンタイム１ヶ月経過