脂肪吸引後に最も“差”がつくのは、実は「拘縮(線維化)」のケアです。2026.02.10
今年参加したマイアミの美容外科学会でも、大きなトピックのひとつは
**「脂肪吸引後の拘縮が長期化するケースが増えている」**という点でした。
特に**お腹(腹部)**は、身体の中でも拘縮が最も強く出やすい部位。
術後のケアを誤ると、数ヶ月〜半年以上、固いまま残ってしまうこともあります。
なぜお腹は拘縮が強く出るのか?
お腹は
- 皮下脂肪の層が厚い
- 血流が比較的少ない
- 術後に体を曲げ伸ばしする機会が多い
という特徴があり、術後の線維化(fibrosis)が進みやすい部位です。
脂肪吸引直後〜3ヶ月頃に現れる
**「ボコボコ感」「硬さ」「引きつれ感」**は、まさに線維化によるものです。
これは“失敗”ではなく、
生理的に起こる正常な治癒反応です。
術後ケアの要は “圧迫”
拘縮期間を短くし、仕上がりをより滑らかにするには
**術後圧迫(compression)**が最重要ポイントです。
✔ 圧迫のメリット
- むくみ・腫れを抑える
- 線維化の暴走を防ぐ
- くびれの形を固定・強調する
- 痛みの軽減
- 血流改善による治癒促進
ただし——
⚠ 強すぎる圧迫は逆効果
圧が強すぎると、
- 皮膚血流の低下
- 色素沈着
- 神経の圧迫
などを引き起こす可能性もあります。
実際に私自身も、圧迫が強すぎて血流障害を経験したことがあります。
そのため、AVAN TOKYO では
部位ごとの最適な圧・着用時間・交換タイミングまで細かく指導しています。
**症例:腹部脂肪吸引+脂肪注入豊胸

ダウンタイム3ヶ月(まだ拘縮あり)**
現在、線維化による硬さはありますが、
これは「治癒が進んでいる途中の正常経過」です。
ここから
- 圧迫
- インモードFORMAなどのRF施術
- 適度なマッサージ
で、さらに滑らかなくびれに仕上がっていきます。
AVAN TOKYO がこだわるのは“術後まで含めた完成度”
脂肪吸引の上手さは
「デザイン × 手技」だけでは不十分です。
本当に結果を左右するのは、
術後数ヶ月の拘縮ケアまで一貫して管理できるかどうか。
当院では
- 圧迫の指導
- ダウンタイムに応じたケアアドバイス
- RF治療(FORMA/Morpheus)
を組み合わせ、最終的な仕上がりの美しさに責任を持ちます。
まとめ:拘縮は“敵”ではなく、正しくコントロールするもの
拘縮を恐れる必要はありません。
恐れるべきは、適切なケアをしないことです。
正しい圧迫と、適切な術後ケアができれば
お腹の脂肪吸引は、必ず滑らかな美しいラインに仕上がります。