ふくらはぎ脂肪吸引のメリットと注意点2025.10.26
「ふくらはぎ」は、実は密かに人気の高い脂肪吸引部位のひとつです。
平均で 300〜600ccの純脂肪 が吸引できることもあり、脚全体のバランスを整えるうえで重要なエリアです。

【メリット】
✔︎ 脚全体のバランス改善
太ももの脂肪吸引と組み合わせることで、下肢全体のシルエットを美しく整えることができます。
✔︎ ボトックスとの相乗効果
ふくらはぎボトックスとの併用で、筋肉の張りを抑え、より女性らしいラインを再現可能です。
✔︎ 浮腫(むくみ)の改善
脂肪による圧迫が原因で静脈やリンパの流れが滞っている場合、脂肪吸引によって改善されるケースもあります。
【デメリット・リスク】
✔︎ 凹凸感が出やすい
ふくらはぎは筋肉(特に腓腹筋やヒラメ筋)の起伏が強く、脂肪層の厚みも限られるため、吸引量や層を誤ると凹凸が出やすくなります。
✔︎ 表在静脈系の損傷リスク
皮下浅層には表在静脈(superficial venous system)が走行しています。
これを損傷すると、血流・リンパ還流が妨げられ、浮腫が長引く可能性があります。
必要に応じて術前にエコー検査で静脈走行を確認することも有効です。
✔︎ 変化率がマイルド
太ももや腹部に比べると脂肪量が少ないため、「劇的な変化」は出にくい部位です。
ただし、適切な層で丁寧に吸引すれば、足首からふくらはぎにかけてのシャープなラインが明確に出ます。
【まとめ】
ふくらはぎの脂肪吸引は、脚全体の美しさを仕上げる“最後の仕上げ”とも言える施術です。
一方で、解剖学的構造が複雑なため、吸引層の見極め・血管やリンパ管の保護・術後圧迫管理が極めて重要になります。
当院では、症例経験とエコー評価をもとに、リスクを最小限に抑えつつ、
「むくみのない、しなやかな脚線美」を実現することを目指しています。
