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Columnコラム

ハイブリッド豊胸のリスクとその軽減効果2025.08.27

ハイブリッド豊胸について

~シリコンバッグ豊胸と脂肪注入豊胸の“いいとこ取り”~

ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグ豊胸と脂肪注入豊胸を組み合わせた方法です。

一見「リスクが多いのでは?」と思われがちですが、実は両方の弱点を補うことで、リスクを分散し、安全性と仕上がりの両立が期待できる手術です。

① 感染

  • 共通のリスク:シリコンバッグ豊胸、脂肪注入豊胸のどちらでも起こり得ます。
  • 対策:
    • バッグはアメリカ美容外科学会推奨のポピドンヨード処理で感染率を大幅に低減可能。
    • 脂肪注入は皮下に100cc前後と控えめの量を入れるため、感染率が低く、起こっても局所的で治療しやすいです。

② しこり

  • 脂肪注入では、まれに乳腺下などに2cm以上の大きなしこりが生じることがあります。
  • ハイブリッド豊胸では注入量が少ないため、しこりのリスクは低く、万が一できても除去が容易です。

③ 大きさと形の安定性

  • バッグの確実なボリュームアップ+脂肪の自然な質感が合わさり、安定した仕上がりが得られます。
  • 脂肪豊胸で起こりやすい「定着率の差による左右差」や、バッグ豊胸で起こりやすい「Y字の谷間」が生じにくいのも利点です。

④ 皮膜拘縮・リップリング(皮膚のひきつれ)

  • バッグ挿入によるカプセル拘縮は美容外科で大きな課題です。
  • ハイブリッドでは皮下脂肪注入が“緩衝材”となり、拘縮やリップリングのリスクを軽減できるという報告もあります。

⑤ 微調整のしやすさ

  • 一度の手術で完成させるだけでなく、後から脂肪を追加注入することで、より自然な形や希望のサイズに調整が可能です。

デメリットと注意点

  • ハイブリッド豊胸はシリコンバッグ+脂肪吸引+脂肪注入を行うため、ダウンタイムが強く出やすい点があります。
  • リスク自体は両方の手術に準じますが、リスクの程度が分散されることが大きなメリットです。

まとめ

脂肪注入豊胸は「自然さ」に優れ、シリコンバッグ豊胸は「確実なボリュームアップ」が可能です。

ハイブリッド豊胸はその両方の長所を活かし、弱点を補う治療法です。

「確実に大きく、かつ自然な仕上がりにしたい」という方に、非常に適した手術です。

Before

3.5ヶ月