LINE予約
Columnコラム

脂肪豊胸は「たくさん入れればいい」わけではありません2025.11.08

── 適切な注入量とリスク管理が、美しい結果をつくる鍵

脂肪豊胸は、自分の脂肪を用いて自然なボリュームと柔らかさを再現できる人気の施術ですが、「何でもかんでもたくさん注入すればいい」というわけではありません。

注入量や注入部位のバランス、そして脂肪の質を見極めることが、美しい仕上がりと長期的な安定性を決める最も重要なポイントです。

🔸 脂肪豊胸が向いている方

以下のような方に、脂肪注入によるバストアップは非常に適しています。

これらのケースでは、脂肪注入によって自然で柔らかい質感を得られる可能性が高くなります。

🔸 注意が必要なケース

片側に200cc前後の注入でも、以下のような場合はしこりができることがあります。

実際、当院でもヒアルロン酸豊胸の既往がある患者様で、約200ccの注入により両側にしこりが生じた症例があります。

体質や既往歴を正確に評価し、安全な注入量を見極めることが大切です。

🔸 良好な症例の一例

下の方は、二の腕脂肪吸引で採取した脂肪を用い、右240cc・左250ccを注入しています。

過度な注入ではなく、自然でしなやかなボリュームアップが実現でき、定着率も非常に良好な経過を示しています。

実際、脂肪の「定着が良さそうなバスト」は、診察時の皮膚の張りや脂肪層の厚みから、ある程度予測することが可能です。

🔸 まとめ

脂肪注入豊胸では、過度なボリュームアップを狙うよりも、片側250cc前後の控えめな注入量で1.5カップ程度の自然な変化を目指すのが理想です。

脂肪は「入れすぎると生着しない」「少なすぎると変化が乏しい」という難しいバランスを持つため、

患者様一人ひとりの体質・皮膚の状態・希望に合わせて最適なデザインを行うことが、美しい仕上がりへの近道です。

AVAN TOKYO GINZA LIPOSUCTION CLINIC では、

・脂肪の採取から精製・注入までを厳密に管理し、

・しこりや感染などのリスクを最小限に抑え、

・「自然で長持ちする美しいバストライン」

の実現を目指しています。