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Columnコラム

胸の下垂は「大きさ」だけでは改善しないことがあります2026.03.26

本当に必要なのは、乳房吊り上げ固定術という考え方です

胸の下垂に悩まれている方の中には、

「シリコンバッグ豊胸をすれば上がるのでは?」

と考える方が少なくありません。

たしかに、ごく軽度の下垂であれば、シリコンバッグによって上胸や下部のボリュームを補うことで、見た目の下垂感がある程度カバーできることがあります。 一方で、**乳頭の位置そのものが下がっている“本当の下垂”**では、ボリュームを足すだけでは根本的な改善になりにくく、乳房吊り上げ固定術(mastopexy)が必要になることがあります。乳房下垂の評価では、乳頭が乳房下溝よりどの位置にあるかが重要で、下垂の程度により術式選択が変わります。 

AVAN TOKYOでは、単に「胸を大きくするかどうか」ではなく、

今ある乳房の位置、皮膚の余り、乳頭の高さ、将来的な見え方まで含めて、

「シリコンバッグでカバーできる範囲なのか」「切開を伴う吊り上げが必要なのか」を丁寧に診断します。下垂乳房の治療は、ボリューム補充だけでなく、乳頭・乳輪複合体の位置と皮膚余剰をどう扱うかが本質です。 

軽度の下垂なら、シリコンバッグ豊胸でカバーできることがあります

胸の下垂には程度があります。

乳頭の位置がまだ大きく下がっておらず、主に上胸のボリューム低下やハリの減少が目立つタイプでは、シリコンバッグ豊胸でボリュームを足すことで、見た目が改善することがあります。特に軽度下垂では、 augmentation のみで見た目の改善が得られるケースがあるとされます。 

ただし、ここで大切なのは、

“大きくすること”と“持ち上げること”は同じではない

という点です。

バッグを入れれば胸に張りは出ますが、乳頭の位置そのものを大きく上に移動させることはできません。つまり、軽度ならボリューム補正でカバーできても、乳頭が明らかに下がっているケースでは、シリコンバッグだけでは限界があります。 

Screenshot

“本当の下垂”では、切開による乳房吊り上げ固定術が必要になります

胸の下垂が進んでいる場合、必要なのは単なるボリューム追加ではなく、

下がった乳頭・乳輪を本来あるべき位置へ戻し、余った皮膚を切除して形を作り直すことです。

これが乳房吊り上げ固定術です。mastopexy は乳頭・乳輪複合体をより望ましい位置へ移し、乳房を再形成する手術とされています。 

この施術は、

といった場合に特に有用です。乳房下垂は加齢、妊娠授乳、体重変動などで起こり、重症度が高いほど mastopexy の適応が高まります。 

つまり、

「大きくしたい」だけなら豊胸、

「下垂を改善したい」なら吊り上げ、

両方必要なら吊り上げ+豊胸の組み合わせ

という考え方が必要になります。augmentation-mastopexy は有効な一方で難易度が高く、適切な計画が重要とされています。 

傷跡はどうできるのか

下垂の程度によって、傷の形は変わります

乳房吊り上げ固定術でよく質問されるのが、

「傷跡はどのように残るのか」

という点です。

傷の形は、下垂の程度と必要な吊り上げ量によって変わります。

軽い調整で済む場合は、

乳輪のまわりだけ に傷を作る方法があります。

もう少し下垂がある場合は、

乳輪のまわり+乳輪の下に縦の傷 が入る、いわゆる“ロリポップ型”が選択されます。

さらに下垂が強い場合には、

乳輪まわり+縦の傷+乳房の下縁(乳房下溝)に沿う横の傷 が加わる“アンカー型(逆T字)”が必要になることがあります。 

言い換えると、

下垂が強いほど、よりしっかり引き上げるために傷は長くなる傾向があります。

一方で、その分だけ皮膚余剰を処理しやすく、形態改善の効果は高くなります。高 degree の ptosis では anchor pattern が選ばれやすいとされています。 

傷跡は残ります

ただし、“何を優先するか”で選ぶ施術です

ここはとても重要ですが、乳房吊り上げ固定術では、

傷跡はゼロにはなりません。

時間とともに赤みや硬さは落ち着いていきますが、完全に消えるわけではありません。一般に mastopexy の瘢痕は初期には目立っても、経時的に薄くなりやすい一方、完全に消失はしません。 

だからこそ、乳房吊り上げ固定術は

「傷を一切残したくない方のための手術」ではなく、

ある程度の傷跡を受け入れてでも、下垂改善を優先したい方のための手術

です。

AVAN TOKYOでは、この点を曖昧にせず、

「どの程度まで傷を許容できるのか」

「その代わりにどれだけ形が改善するのか」

を丁寧にご説明したうえで治療方針を決めていきます。 

吊り上げだけが正解とは限りません

重要なのは“今の胸に何が足りないか”です

乳房下垂といっても、全員に同じ施術が必要なわけではありません。

たとえば、

このように、本当に大切なのは

「何の施術をしたいか」ではなく、「今の胸に何が足りなくて、何を直すべきか」

です。augmentation-mastopexy の計画では、希望する体積だけでなく、乳房寸法、左右差、乳頭位置、乳房下溝位置など複数要素の評価が必要です。 

AVAN TOKYOが大切にしていること

“胸を上げる”だけでなく、“自然で美しい形に整える”こと

AVAN TOKYOでは、乳房吊り上げ固定術を単に

「下がった胸を上げる手術」

とは考えていません。

大切にしているのは、

まで含めて、全体として自然で美しい胸に整えることです。

そのため、ただ引き上げるだけでなく、必要に応じてインプラントや脂肪注入を組み合わせながら、その方に合った方法を設計します。augmentation と mastopexy の組み合わせは安全かつ有効と報告されていますが、再手術の可能性も含め十分な説明が必要な手術です。 

まとめ

胸の下垂は、バッグだけで改善する場合と、切開が必要な場合があります

胸の下垂に対して、シリコンバッグ豊胸で見た目を補えるのは主に軽度の下垂です。

一方で、乳頭位置がしっかり下がっている“本当の下垂”では、

乳房吊り上げ固定術のような切開を伴う施術が必要になることがあります。 

傷跡は、下垂の程度によって

のように変わります。下垂が強いほど傷は増える傾向がありますが、そのぶん形態改善の自由度は高くなります。 

AVAN TOKYOでは、

「とりあえずバッグを入れる」でも

「とりあえず吊り上げる」でもなく、

その方の胸に本当に必要な施術を見極めて、自然で美しい形を目指すことを大切にしています。