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ハイブリッド・シリコンバッグ豊胸で意外と見落とされやすい「傷跡」の話2026.03.08

ハイブリッド豊胸やシリコンバッグ豊胸を考えるとき、多くの方が気にするのは「大きさ」や「柔らかさ」「形」です。

一方で、実際のカウンセリングで後から気になりやすいのが、傷跡です。

特にハイブリッド豊胸やシリコンバッグ豊胸では、脂肪豊胸単独よりも切開が大きくなるため、術後の仕上がりを考えるうえで傷の治り方はとても重要なポイントになります。

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脂肪豊胸の傷は比較的小さい

脂肪豊胸では、脂肪を注入するための傷は非常に小さく、

乳輪や脇などに5mm前後の小さな切開を作ることが一般的です。

この程度の傷であれば、適切に処置を行うことで時間とともにかなり目立ちにくくなります。

もちろん体質差はありますが、一般的にはかなりきれいに治りやすい傷といえます。

シリコンバッグ豊胸では脇に数cmの傷が必要になる

一方で、シリコンバッグを挿入する場合は、バッグを安全に入れるために脇に3.5〜4cm程度の切開が必要になることがあります。

この差は非常に大きく、

同じ「豊胸の傷」といっても、

では、治り方も目立ち方も全く同じではありません。

特に脇は、日常生活の中でよく動く部位です。

腕を上げる、服がこすれる、汗や湿気がこもるなど、傷にとっては決して安静を保ちやすい部位ではありません。

そのため、丁寧に手術をしても、体質や術後の過ごし方によっては傷跡がやや残ることがあるのが現実です。

なぜ傷跡に差が出るのか

傷跡の仕上がりは、単に「縫ったから同じ」ではありません。

医学的には、いくつかの要因が関係しています。

まず大きいのが、創部にかかる張力です。

傷に引っ張る力がかかると、傷跡は広がりやすくなります。

また、炎症が長引くことも傷跡を目立たせる原因になります。

赤みが長く続いたり、刺激が繰り返されたりすると、瘢痕が厚くなりやすくなります。

さらに、もともとの体質も無視できません。

肥厚性瘢痕やケロイド傾向のある方では、傷が赤く盛り上がりやすい場合があります。

つまり傷跡は、

「術式」

「部位」

「体質」

「術後管理」

これらが組み合わさって決まるものです。

術後ケアで差が出やすいのが「禁煙」と「刺激を避けること」

傷をきれいに治すために、とても大切なのが術後ケアです。

中でも特に重要なのが、禁煙と物理的刺激を避けることです。

禁煙が重要な理由

ニコチンは血管を収縮させ、皮膚の血流を悪くします。

創傷治癒には十分な血流が必要なので、喫煙は

といったリスクにつながります。

美容外科で「禁煙」が繰り返し言われるのは、単なる注意ではなく、医学的に傷の治りに直結するからです。

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物理的刺激を避けることも重要

脇の傷は、日常生活で刺激を受けやすい部位です。

腕の動き、下着や衣類のこすれ、無意識に触れてしまうことなど、細かな刺激が積み重なることで傷跡に影響が出ます。

術後早期は特に、

をできるだけ避けることが大切です。

きれいな傷跡は「丁寧な縫合」と「丁寧なケア」の両方で決まる

傷跡をきれいに仕上げるために、手術中の工夫はもちろん重要です。

皮膚だけを合わせるのではなく、深い層から丁寧に合わせて、創部に余計な緊張がかからないように縫合することが大切です。

ただし、それだけでは十分ではありません。

どれだけ丁寧に縫合しても、術後に喫煙があったり、傷に刺激が加わったりすると、仕上がりに差が出ます。

つまり、傷跡は

手術の丁寧さ × 術後ケアの丁寧さ

で決まるということです。

ハイブリッド豊胸を考えるときに知っておきたいこと

ハイブリッド豊胸は、

という非常に優れた方法です。

一方で、シリコンバッグを入れる以上、脇の数cmの傷が必要になることがあるという点は、術前にしっかり理解しておくべきポイントです。

「豊胸後の形」だけでなく、

「どこに、どのくらいの傷ができるのか」

「その傷をどうきれいに治していくのか」

まで含めて考えることが、満足度の高い手術につながります。

まとめ

ハイブリッド・シリコンバッグ豊胸の大きなデメリットの一つが、脇の傷跡です。

脂肪豊胸でできる数mmの傷は比較的きれいに治りやすい一方で、バッグ挿入のための3.5〜4cm前後の傷は、体質や術後経過によって残ることがあります。

だからこそ大切なのは、

です。

豊胸は「大きくする治療」ですが、同時に傷をいかにきれいに治すかまで含めて完成度が決まる治療でもあります。