乳頭・乳輪縮小術がおすすめの方
- 陥没乳頭を美しく整えたい方
- 陥没乳頭を人に見られるのが恥ずかしい方
- 陥没乳頭に汚れが溜まりやすい方
- 陥没した乳頭がかゆくなりやすい方
- 陥没乳頭で赤ちゃんに授乳しづらい方
- 陥没乳頭で乳腺炎になりやすい方
陥没乳頭とは

陥没乳頭(陥没乳首)とは、乳頭が乳輪より内側にへこんだ状態、または先端がくぼんだ状態、平坦になった状態です。成人女性のおよそ10人に1人の割合で見られ、片側だけがへこんでいるケースもあれば両側ともにへこんでいるケースもあり、症状の程度も人により異なります。
陥没乳頭は外見上の問題だけでなく、授乳障害や乳腺炎などの原因にもなり、機能と健康の観点から問題があります。
陥没乳頭の症状
陥没乳頭の症状の程度は人それぞれ異なり、軽度・中度の陥没乳頭を「仮性陥没乳頭」、重度の陥没乳頭を「真性陥没乳頭」と呼びます。
仮性陥没乳頭
軽度の場合は指で刺激するとへこみが改善され、中度の場合は吸引器などの強い刺激でへこみが改善しますが、しばらくすると埋もれてしまいます。
真性陥没乳頭
重度の陥没乳頭では吸引器で刺激を与えても出てきません。
陥没乳頭の原因
陥没乳頭の原因には先天性の原因と、後天性の原因があります。
先天性の原因では、生まれつき乳腺や乳管が短い場合や、発育過程で乳頭を支える組織の発達が不十分な場合に起こります。思春期から青年期の軽度の陥没乳頭は成長過程で自然に軽快する可能性があるため、経過観察となることが一般的です。
後天性の原因では、炎症や外傷、乳房の手術、乳腺の疾患などが原因となって起こることがあります。
陥没乳頭による影響

授乳への影響
陥没乳頭があると、授乳障害が起こる可能性が高くなります。
赤ちゃんが乳首を吸う際、通常は乳頭を深く口に深く含みますが、陥没乳頭では吸着が難しいためです。これにより赤ちゃんが十分に母乳を飲めなくなる場合があります。授乳がスムーズにできないことで、母乳の分泌が低下する可能性もあるでしょう。
軽度や中度の場合、吸引器を使用すれば授乳できますが、授乳のたびに陥没した乳頭を引き出さなくてはならないため、ストレスや負担になることも考えられます。
健康への影響
陥没乳頭があると、乳腺炎や細菌感染のリスクが高くなります。
陥没乳頭では乳管が狭く、母乳や分泌物が乳管に詰まりやすいことに加え、くぼんだ部分に汚れが溜まって細菌が繁殖しやすいためです。
乳腺炎は乳房にしこりができ、激しい痛みや腫れを引き起こし、膿や高熱が出ることもある病気です。乳腺炎になるとうつ伏せに寝られなかったり、育児に支障をきたしたりするだけでなく、切開して膿を出す処置が必要になることも。
授乳しない場合でも、かゆみや痛み、炎症を起こす可能性があるため、重度の場合は治療した方が良いでしょう。
外見上の問題
陥没乳頭をコンプレックスと感じる方も少なくありません。自分のバストに自信が持てず、人前での着替えやパートナーとの関係に不安・羞恥心を持つ可能性もあります。このケースでは、軽度から中程度の陥没乳頭でも修正術を希望される方が多い傾向です。
当院の陥没乳頭修正術の特徴
授乳機能が保たれる
当院の陥没乳頭修正術は乳管(母乳が通る管)を温存する施術法を採用しており、授乳機能を保ったまま乳頭の形を修正することが可能です。
術後も母乳の分泌が妨げられることがなく、赤ちゃんへの授乳が問題なく行えることから、将来授乳を希望する女性も安心して施術を受けられます。
痛みや不安に配慮
当院では患者様の負担を最小限にするよう配慮しております。陥没乳頭修正術には局所麻酔を使用し、施術中の痛みを抑えるだけでなく、術後の痛みのケアも万全に行います。
また、事前カウンセリングを丁寧に行うことで、不安や疑問をしっかり解消し、納得した上で施術を受けていただけます。
傷跡が目立たない
当院では術後の仕上がりにもこだわっています。切開部分を最小限に抑え、傷跡が目立たない乳頭や乳輪の場所を選んで施術します。また、高い技術で繊細に縫合することで、傷跡が非常に目立ちにくく、自然に仕上げることが可能です。
術後の傷跡が目立たないと、バストに自信が持て、日常生活も快適に過ごせるでしょう。
陥没乳頭修正術の方法
陥没乳頭修正術には、乳管を温存する方法と、切断する方法があります。当院で行っているのは授乳機能を保ったまま陥没乳頭を改善できる、乳管を温存する方法です。施術方法は次の通りです。
1乳頭を引き出す
乳管周囲の結合組織を剥離し、陥没している乳頭を引き出します。
2乳管を調整する
乳管を損傷しないように注意を払いながら、乳管や乳頭を引っ張る原因となっている周囲組織を緩めます。
3縫合して固定する
乳頭を外側に出した状態で縫合し、形状を安定させます。傷跡が目立たない場所を切開し、
傷口は小さく仕上げます。
陥没乳頭修正術のメリット

- バスト全体の見た目が改善される
- 授乳機能が回復する
- 乳頭の清潔を保ちやすくなる
- 乳腺炎のリスクを低減できる
- 人前での着替えにも自信を持てる
- 心理的満足感が向上する
陥没乳頭修正術の副作用
- 術後の内出血
- 腫れ
- 乳輪乳頭の血流障害
- 皮膚壊死
- あと戻り
これらは一般的な手術に伴うリスクですが、適切なケアによって予防可能です。
陥没乳頭修正術のダウンタイム
陥没乳頭修正術後の痛みや腫れ、赤みなどの経過についてご説明します。
- 施術当日~2日後
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施術当日は麻酔が切れた後に軽い痛みや違和感を覚えることがあります。また、腫れや赤みが出ますが、数日で徐々に治まります。
- 術後1週間~2週間以内
-
施術箇所の傷が落ち着き、日常生活や軽い運動が問題なく行えるようになります。傷跡が目立たなくなるまで、固定用の保護具を装着してください。また、胸への強い圧迫や摩擦は避けましょう。
- 術後1か月~2か月後
-
乳頭の形が安定し、完全に自然な状態に戻ります。
陥没乳頭修正術後の過ごし方
陥没乳頭修正術はダウンタイムが短く、日常生活への復帰も早期に可能ですが、以下のポイントを意識して過ごすことで、回復をスムーズに進められます。
固定装置を装着する
術後、乳頭が後戻りしないように保護具や固定用のガーゼを使用します。医師の指示に従い、数日間正しく装着してください。

清潔を保つ
傷口の感染を防ぐため、シャワーの際は防水テープを使用し、乳頭をぬらさないように注意しましょう。

うつ伏せ寝を避ける
傷口の圧迫を防ぐため、医師の許可が下りるまでうつ伏せ寝は避けましょう。

激しい運動・飲酒・喫煙を避ける
術後1週間は施術部への圧迫や摩擦を避けるため、激しい運動は控えましょう。また、飲酒や喫煙は血行を妨げるため、術後1週間〜2週間は控えましょう。

締め付けの少ない下着を使用する
術後は乳頭を圧迫・刺激しないよう、締め付けの少ない柔らかい素材の下着を着用してください。

アフターケアを受ける
術後1週間〜10日以内に経過観察のため、来院していただきます。傷口の回復状態や乳頭の形状をチェックして問題なければ通常の生活に戻れます。
陥没乳頭修正術の流れ
乳頭・乳輪縮小の流れについてご説明します。
STEP1事前カウンセリング
陥没乳頭の症状の程度や希望する仕上がりについて診察、ヒアリングします。また、施術方法やリスクについて丁寧にご説明します。施術に対する不安や疑問があれば遠慮なくお尋ねください。

STEP2麻酔
乳頭や周囲に局所麻酔を施します。麻酔は極細の注射針を用いるため、通常の麻酔よりも痛みが少なくなっております。
STEP3施術
乳管を周囲から剥離し、陥没している乳頭を引き出します。乳頭を内側に引っ張る原因となっている組織を緩め、丁寧に縫合します。施術時間は30分〜1時間程度です。
STEP4術後処理
術後、乳頭が後戻りしないように保護具や固定用のガーゼを装着します。また、術後のケア方法についても詳しくご説明します。
STEP5クーリング
術後は少し安静にしてからご帰宅いただきます。
STEP6アフターケア
術後1週間〜10日後にご来院いただき、抜糸します。