脂肪吸引メニューLiposuction
安全性の高い脂肪吸引で心と体を美しく。
お腹・腰stomach / waist
お腹・腰の脂肪吸引がおすすめの方
- 細いウエストを手に入れたい
- メリハリのあるボディラインを目指したい
- 上半身のボリュームが気になる
- ダイエットや運動で脂肪が落ちにくい

お腹・腰の脂肪吸引で対応可能な部位
上腹部
上腹部は、肋骨周りからおへその上にある脂肪です。上腹部には皮下脂肪(浅層脂肪)だけではなく、ダイエットでは減らしにくいLFD(深層脂肪)も含まれており、通常のダイエットでは十分に絞りきれない部位です。
脂肪吸引によって上腹部のボリュームが減少すると、腹部全体のシルエットが引き締まり、腹直筋(お腹にある縦の三本ライン)が浮き出やすくなります。当院では、脂肪吸引の際に腹直筋のラインを意識し、美しいボディラインになるよう、吸引量を細かく調整しています。
とくに肋骨に脂肪がついている方の場合、肋骨の周囲を丁寧に吸引することで、胸部から腹部にかけてのラインを滑らかに整え、より引き締まった印象を与えることが可能です。
下腹部

下腹部はおへそから鼠径部上部までの脂肪です。脂肪がとくに落としにくい部位とされ、深層脂肪も多く、ぽっこりとしたお腹の原因になりやすい箇所です。
当院で下腹部の脂肪吸引を行う場合、ボリュームの大きな原因となる深層脂肪をしっかりと除去していきます。ただし、浅層脂肪においては、取りすぎると皮膚表面の滑らかさや女性らしい曲線美が損なわれるため、吸引量を調整して適度に脂肪を残しています。
また、左右の腹直筋のライン上を可能な限り吸引することで、さらに引き締まった印象に近づけることも可能です。
側腹部

側腹部はウエストにあたる部分で、ウエストラインを作る重要な部位です。側腹部に脂肪がついていると、いわゆる「寸胴体型」となり、くびれが目立たなくなる原因となります。
側腹部の脂肪吸引では、側腹部の脂肪をしっかり除去することで、くびれを際立たせ、より引き締まったウエストラインが期待できます。
腹部全体(上+下+側腹部)
腹部全体の脂肪吸引では、「上腹部」「下腹部」「側腹部」を同時に施術することで、お腹全体のトータルバランスを整えられます。複数回に分けて施術を行う場合と比べて、ダウンタイム期間を一度にまとめられるというメリットがあります。
胸下
胸下は、バストと肋骨の間にある脂肪です。胸下の脂肪吸引を行うと、バストトップとの差が明確に際立つため、相乗効果として、視覚的にバストが大きくなったように見えるメリットがあります。
恥骨上

恥骨上(どて)は、出産後や加齢にともない脂肪がつきやすい部位です。1度脂肪がつくと部分痩せが非常に難しい部位のため、ダイエットをしても脂肪はついたままのケースが多いです。
あまり知られていませんが、タイトなスキニーパンツやレギンスを履いた際、ふくらみが気になる場合は恥骨上の脂肪吸引という手段があります。
腰
腰の脂肪吸引では、ウエストラインを引き立てるだけではなく、ヒップラインを強調させる効果が期待できます。同時にくびれを際立たせてくれるため、後ろ姿がより引き締まった印象になります。
肩甲骨上・肩甲骨下
肩甲骨上と肩甲骨下は、腰の上にある背中部分にあたります。肩甲骨付近の脂肪が「肩甲骨上」、下着のバッグベルト付近の脂肪が「肩甲骨下」です。
肩甲骨上・肩甲骨下に脂肪がつくと、背中全体が厚ぼったく見えたり、服のラインが崩れたりする原因となります。脂肪吸引で背中のラインを滑らかに整えてあげると、後ろ姿がよりシャープな印象になります。
お腹・腰の脂肪吸引の施術方法

お腹や腰の脂肪吸引は、専用のカニューレ(吸引管)を使用して、余分な脂肪細胞を直接除去する施術です。
施術では、腹部や腰周りの目立たない箇所に数ミリの切開を行い、スキンポートを装着してからカニューレを挿入します。脂肪を丁寧に吸引することで、取り残しを防ぎながら、自然で滑らかなラインを形成していきます。
施術は患者様が麻酔でお眠りになられてから行うため、施術に痛みが生じることはありません。
お腹・腰の脂肪吸引のダウンタイム
- 痛み
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術後、筋肉痛のような痛みが生じる場合もあります。痛みのピークは一般的に術後翌日から2日程度で、その後1〜2週間をかけて徐々に和らいでいきます。
お腹や腰は比較的広範囲の吸引が行われるため、他の部位に比べて痛みが強く感じられることもありますが、日常生活に大きな支障をきたすほどではありません。痛みが強い場合には、術後に処方された鎮痛剤をご使用いただけます。
- 腫れ
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術後直後から腫れが始まり、2〜3日後にピークを迎え、その後1〜2週間で徐々に軽減していきます。術後直後から行う圧迫固定には、腫れやむくみなどのダウンタイム症状を緩和させる効果が期待できますので、医師から指定された期間しっかりと着用しましょう。
- むくみ
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むくみは術後2〜4日がピークで、2週間程度をかけて落ち着くことが多いです。吸引によって生じた空洞を埋めるためにリンパ液や麻酔液が溜まってむくみが生じているため、腫れと同様、圧迫固定によって症状の緩和が期待できます。
また、腹部は脂肪量が多いため、まれに1〜3ヶ月ほどむくみが続く場合もありますが、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
- 内出血
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内出血は、脂肪吸引後に数日で現れ、約1週間後にピークを迎える症状です。その後、赤黒い色が黄色に変化し、1〜2週間程度で自然に消えていきます。
内出血の程度は、脂肪の吸引量や患者様の体質によって異なりますが、施術中に細い血管が刺激を受けることで起こる一時的な反応です。時間の経過とともに体内で血液が分解・吸収されるため、とくに心配する必要はありません。
- 痒み
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脂肪吸引後、痒みが生じることもあります。期間や痒みの強さには個人差があるものの、術後3日〜1週間程度の間に見られる症状です。
痒みの主な原因として、むくみや拘縮による水分不足、圧迫固定による摩擦や蒸れが挙げられます。術後は細胞間に水分が集中しやすく、皮膚が乾燥するため、痒みが生じる場合もあるのです。
保湿クリームや室内の加湿で緩和できますが、痒みが酷い場合は一時的に圧迫を緩めても問題ありません。
- 拘縮
(つっぱり感・凹凸) -
術後1ヶ月頃から、皮膚が硬くなったり、つっぱりを感じたりする拘縮が始まります。この症状は脂肪吸引後の治癒過程でよく見られるもので、3ヶ月程度を目安に徐々に落ち着いていくでしょう。
拘縮は、吸引後にできた空洞を組織が埋めようとする過程で起こります。新しい細胞が生成され損傷を受けた組織が再構築される際、一時的に皮膚が硬くなったり、不規則に引き締まるためです。
傷を治す過程で必要不可欠な症状ですので、過度な心配をする必要はありません。定期的に保湿ケアやマッサージを行うことで、皮膚の柔軟性を保ち、症状を緩和することが期待できます。
お腹・腰の脂肪吸引のリスク・副作用
- 感染症
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非常にまれなケースですが、切開口に細菌が入ると、感染症を引き起こし患部の腫れや熱感などの症状が現れる場合もあります。万が一感染症が発生した場合、通常は抗生物質の投与で回復しますが、症状が重い場合には追加の治療が必要となることもあります。
感染症を防ぐには、徹底的に衛生管理が行われた環境で施術が行われていること、傷跡を清潔に保つことが重要です。
- 脂肪塞栓症(エコノミー症候群)
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脂肪塞栓症は、脂肪吸引の際にごくまれに発生するリスクの一つです。脂肪が細かく分解された際、血管内に脂肪の微粒子が入り込み、血液の流れを妨げてしまうことによって生じます。
入り込んだ脂肪は血栓となり、肺や他の重要な器官に到達すると、呼吸困難や胸の痛み、意識障害などの重篤な症状を引き起こすことがあります。極めてまれなケースですが、可能性としてはゼロではないため、脂肪吸引後も体を動かし、血流を滞らせないことが大切です。
- 色素沈着
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脂肪吸引を行う際は、小さな切開口からカニューレを挿入し、往復することでまんべんなく脂肪を吸引しています。この過程で皮膚に摩擦や刺激が加わることにより、まれに色素沈着が発生する場合もあります。
当院では、傷跡を目立たせないために、切開口にスキンポートと呼ばれる保護器具を装着しますのでご安心ください。万が一色素沈着が発生した場合、時間とともに自然に薄くなることが多く、保湿剤やビタミン剤でも緩和効果が期待できます。
お腹・腰の脂肪吸引の流れ
STEP1カウンセリング
問診票をご記入いただき、呼ばれるまで待合室でお待ちいただきます。カウンセリングはプライベートが守られる個室で行いますので、お悩みをできるだけ詳しくお伝えください。
カウンセリングでは、「仕様する機器や器具」「吸引範囲や傷跡の位置」「ダウンタイム」「リスク・副作用」「術後の注意事項」などを詳しく説明いたしますので、ご安心ください。仕上がりに相違が出ないよう、実際に患者様の太ももに触れ、脂肪の質や量を確認いたします。
ご納得いただけましたら、同意書にサインをいただき、手術日や抜糸日など患者様とスケジュール調整をしていきます。


STEP2術前検査
カウンセリングと同日に、患者様が手術を受けても問題ない状態か確認するために、血液検査を行います。麻酔投与に問題はないか、貧血やアレルギーの有無などがチェックできます。
施術中の全身管理や患者様の体調を把握するため、施術前の血液検査は必須です。
(血液検査は2~3日で結果が出ますので、手術日は結果到着以降の日程となります。)
また看護師が施術当日に使う圧迫固定のサイズや使用方法、注意点なども詳しくご説明いたします。不安な点や不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。
STEP3サイズ測定・撮影
当日は、看護師による体調の確認後、手術着に着替えていただきます。変化の違いを確認するため、施術前に吸引分のサイズ測定を行い、写真を撮影していきます。サイズ測定と冊絵により、術前と術後による変化を比較しやすくしていただくためです。


STEP4デザイン
測定や撮影が終わりましたら、医師が最終チェックを行いながら、デザイン決めとマーキングをしていきます。患者様のお悩みに合わせて吸引量と吸引部位を確定しますので、お気軽にご要望をお伝えください。
STEP5麻酔投与
施術台に移動していただき、静脈麻酔を投与していきます。患者様がお眠りになった後、吸引箇所に局所麻酔を打ちます。しっかりモニターを確認しながら同時に全身管理も行っておりますのでご安心ください。


STEP6脂肪吸引
吸引箇所を数ミリ切開し、チュメセント液の散布をします。散布が済みましたら切開した箇所にスキンプロテクターを装着し、カニューレで吸引していきます。吸引が完了した後は、麻酔液の排出を促すために、ドレーンを装着して施術は終了です。
STEP7圧迫固定
看護師によって、施術部位に圧迫固定がされます。


STEP8リカバリールームにて回復
術後は当院の個室にて、体調が回復するまでお休みいただきます。
(麻酔後は身体が冷えやすくなっていますので、温かいお布団をご用意しています。)
体調が回復しましたら心拍数や血圧を測り、痛みや気持ち悪さがないかなどを確認いたしますので、何かあればお気軽にお申し付けください。
お腹・腰の脂肪吸引のアフターケア(術後の過ごし方)
施術当日
施術直後は、患部を圧迫固定するためにボディースーツを着用している状態です。着用したままお帰りいただけますが、むくみや腫れを緩和させる効果が見込めますので、最低でも24時間は固定したままでお願いしております。
翌日以降、ボディースーツを丸一日装着する必要はありませんが、綺麗な仕上がりとダウンタイムを抑えるためにも、ご自宅にいる時や就寝時など、1週間程度は圧迫固定の継続を推奨します。
また、施術当日のシャワーは、切開箇所に細菌が入るリスクもありますので、お控えください。

施術翌日
翌日縫合(ドレナージュ)をご希望の患者様は、当院へご来院ください。
中には術後翌日からお仕事に復帰される患者様もいらっしゃいますが、激しい運動を伴う職種の方は、腫れや内出血を助長させる原因となりますので、可能であればお休みいただくと安心です。

術後3日目
術後3日目になると、痛みや腫れがピークになっている方も多いです。万が一、痛みが酷くなってきた場合は、処方した鎮痛剤をお飲みください。
痛みの程度は強めの筋肉痛のような感覚が一般的で、動きづらさを感じることもありますが、多くの方は日常生活に大きな支障をきたさずに過ごせることが多いです。
お仕事の復帰は、痛みの感じ方により個人差があるものの、一般的に術後2~3日を目処にしている方が多いです。

術後1週間
抜糸のため、当院へご来院いただきます。
抜糸後から「入浴」「飲酒」「運動」の制限が無くなり、普段通りの生活を送っていただけます。ただし、腫れや痛みが残っている場合は、無理をせず体の様子を見ながら徐々に日常生活に戻るようにしましょう。

術後1ヶ月
術後検診のため、当院へご来院いただきます。
腫れや内出血など目立つダウンタイム症状が落ち着き、拘縮が始まる頃です。皮膚の凹凸や引きつりがあると、元の滑らかな肌に戻るのか心配な方も多いです。術後検診では、患者様の経過を確認するだけではなく、ダウンタイム症状や仕上がりに関するご相談も承りますので、ささいなことでもお気軽にご相談ください。

術後3ヶ月以降
術後3ヶ月が経過すると、多くの方で拘縮の症状が和らぎ、仕上がりが完成に近づいてきます。完成までの期間には個人差があるものの、一般的には3〜6ヶ月が目安となります。