二の腕脂肪吸引×ハイブリッド豊胸で上半身を美しく|BMI17.7・Motiva Mini 270ccの6ヶ月経過2026.08.29
「二の腕をもっと細くしたい」
「痩せ型なので、豊胸すると胸だけが目立って不自然にならないか心配」
「細い二の腕と、自然なデコルテ・谷間のあるバストラインを同時につくりたい」
このようなご相談は、AVAN TOKYOでも多くいただきます。
上半身の印象を大きく変えるためには、単純に二の腕の脂肪を減らすこと、あるいはバストのサイズを大きくすることだけでは十分ではないと私は考えています。
重要なのは、
● 肩から二の腕にかけてのライン
● 脇肉のボリューム
● デコルテの立ち上がり
● 谷間へのつながり
● バスト上部から下部までの滑らかな曲線
● 二の腕とバストのボリューム差
までを、一つの「上半身」として設計することです。
AVAN TOKYOでは、脂肪吸引と豊胸をそれぞれ別の施術として考えるのではなく、上半身全体のシルエットを整えるボディデザインとして考えています。
今回は、
二の腕全周・脇肉脂肪吸引+ハイブリッド豊胸
を行った、161cm・46kg・BMI17.7の細身体型の方の症例をもとに解説します。
症例概要|161cm・46kg・BMI17.7の細身体型
今回の方は、身長161cm、体重46kg、BMI17.7。
もともとかなり細身の体型です。

行った施術は、
二の腕全周脂肪吸引
脇肉脂肪吸引
ハイブリッド豊胸
です。
二の腕・脇周囲から採取した脂肪は、純脂肪として約600cc。
豊胸では、
Motiva Mini 270ccを乳腺下に挿入し、さらに脂肪注入を左110cc、右130cc
行っています。
この症例で私が重視したのは、「胸を大きくすること」だけではありません。
① 肩から二の腕をシャープに見せる
② 二の腕とバストのボリューム差をつくる
③ デコルテからバスト下部まで自然につなげる
④ バッグだけではつくりにくい谷間・デコルテを脂肪で補う
⑤ 細身体型でも“胸だけが浮いて見える状態”をできる限り避ける
この5点です。
二の腕脂肪吸引と豊胸を組み合わせる理由
上半身の印象は「胸の大きさ」だけでは決まりません
豊胸を考える際、多くの方が最初に気にするのは「何cc入れるか」だと思います。
もちろんバッグサイズは重要です。
しかし実際に上半身を見たときの印象は、バッグの大きさだけでは決まりません。
私はむしろ、
肩 → 二の腕 → 脇 → デコルテ → バスト
の連続性が非常に重要だと考えています。
例えば同じ270ccのバッグを入れたとしても、二の腕や脇周囲のボリュームが残っている場合と、そこを適切に脂肪吸引してシャープにした場合では、上半身全体の見え方は異なります。
二の腕を細くすることで、相対的にバストの存在感が増します。
つまり、
「胸を足す」だけではなく「腕・脇を引く」
という発想です。
AVAN TOKYOでは、この足し算と引き算を組み合わせながら上半身をデザインします。
AVAN TOKYOが二の腕脂肪吸引で重視する「肩から腕の角度」
私が二の腕脂肪吸引で特にこだわっているのが、肩から二の腕に移行するラインです。
ただ細くするだけではなく、正面・斜め・横から見たときに、肩から腕へシャープに落ちていくシルエットを目指します。
特にドレスやノースリーブでは、
● 肩周囲の張り出し
● 二の腕外側
● 二の腕後面
● 脇周囲
が上半身の印象に大きく関わります。
そのためAVAN TOKYOでは、適応を確認したうえで二の腕全周を一つの立体として考えます。
正面だけ細い、横から見ると太い、後ろから見るとボリュームが残っている、といった状態にならないよう、360度から確認しながらデザインすることが重要です。
脇肉脂肪吸引まで行う理由
二の腕が細くなっても、脇周囲にボリュームが残っていると、腕からバストまでのラインが途中で途切れて見えることがあります。
特に、
二の腕 → 脇 → バスト外側
は一続きに見える部分です。
そのため今回の症例では、二の腕全周だけでなく脇肉も脂肪吸引しています。
脇周囲を整理することで、二の腕とバストの境界がより明確になり、上半身にメリハリが生まれやすくなります。
ハイブリッド豊胸とは?
ハイブリッド豊胸とは、一般的に、
シリコンバッグ豊胸+脂肪注入豊胸
を組み合わせる方法です。
シリコンバッグには、一定のボリュームと形をつくりやすいという特徴があります。
一方、自家脂肪注入は、ご自身の脂肪を採取し、加工したうえでバストへ注入する方法です。米国形成外科学会(ASPS)でも、脂肪注入豊胸は身体の別部位から脂肪吸引で脂肪を採取し、乳房へ移植する方法として説明されています。

AVAN TOKYOでは、この2つの特徴を組み合わせ、
バッグでバスト全体の土台をつくり、脂肪で細かな輪郭を調整する
という考え方でハイブリッド豊胸を行っています。
なぜバッグだけでなく脂肪注入を組み合わせるのか
これは特にBMIが低い細身体型の方で重要になることがあります。
皮下組織が薄い方の場合、大きなバッグを入れるだけでは、
● バッグの輪郭が目立つ
● デコルテとの境界が急になる
● 胸だけが前方へ突出して見える
● 谷間側のボリュームが不足する
といった問題が生じる可能性があります。
そのため今回の症例では、Motiva Mini 270ccを乳腺下に挿入したうえで、脂肪を
左110cc、右130cc
追加しています。
左右で注入量が異なるのは、もともとの乳房の左右差や胸郭、軟部組織の状態などを確認しながら調整しているためです。
美容外科では、「左右に同じ量を入れること」が必ずしも「左右を同じように見せること」につながるとは限りません。
左右それぞれを観察し、必要な部分に必要な量を配置することが重要です。
ハイブリッド豊胸で重要なのは「デコルテ」と「谷間」
私がハイブリッド豊胸で特に重要だと考えている部分があります。
それが、
デコルテと谷間です。
バスト下部にボリュームがあるだけでは、上半身全体を見たときに自然な立体感が出ないことがあります。
特に痩せ型の方では、鎖骨下からバッグ上縁までの軟部組織が薄いため、
デコルテ → バスト上部 → バスト下部
までをどう滑らかにつなげるかが重要です。
バッグは主に「ボリューム」を担当し、脂肪注入は細かな「輪郭」を調整する。
これがAVAN TOKYOにおけるハイブリッド豊胸の基本的な考え方です。
「自然さ」と「大きさ」は両立できる?
「自然にしたい。でも、せっかく豊胸するならしっかりバストアップしたい」
という希望は非常に多くあります。
これは相反する希望に見えますが、私は必ずしもそうではないと考えています。
重要なのは単純にバッグを小さくすることではなく、
● 胸郭の幅
● 現在の乳房幅
● 皮膚の伸展性
● 乳腺量
● 皮下脂肪の厚み
● 希望する前方への突出
● デコルテの状態
● 全身とのバランス
を見ながらバッグを選択することです。
さらに脂肪注入を組み合わせることで、バッグ単独では調整しにくい細かな部分を補完できます。
今回の症例では、細身体型であることを考慮しながらMotiva Mini 270ccを選択しています。
脂肪注入は「何cc入れるか」だけで決まらない
脂肪豊胸について、「何cc入れれば何カップ上がりますか?」と質問されることがあります。
しかし脂肪注入は、単純な注入量だけでは評価できません。
注入した脂肪のすべてがそのまま残るわけではなく、一部は術後に吸収されます。ASPSも脂肪注入豊胸のリスクとして、移植した脂肪の一部が乳房に残らない可能性を挙げています。
そのため重要なのは、
どこから脂肪を採取するか
どのように脂肪を処理するか
どこへ、どの深さに、どのように分散して注入するか
という一連の工程です。
私は一か所へ大量に固めて入れるのではなく、バスト全体の立体感を確認しながら細かく配置することを重視しています。
デコルテ・谷間の脂肪をできるだけ残すために
ハイブリッド豊胸では、手術当日だけで完成するわけではありません。
脂肪注入を併用している場合、その後の経過も重要です。
AVAN TOKYOでは、術後は極端な食事制限や急激な減量を避け、回復に必要なエネルギーやタンパク質などを含めたバランスの良い食事を摂取することを案内しています。
ただし、「特定の食品を食べれば脂肪の定着率が上がる」といった単純なものではありません。
脂肪の残存には、
● 患者様自身の組織の状態
● 採取・処理方法
● 注入方法
● 注入量
● 血流
● 喫煙の有無
● 術後経過
など多くの要素が関係します。
そのためAVAN TOKYOでは、手術方法だけではなく、術後の過ごし方まで含めて治療の一部と考えています。
3ヶ月と6ヶ月では、バストの見え方も変化します
ハイブリッド豊胸では、術直後の状態がそのまま最終形になるわけではありません。
術後早期には腫れや組織の硬さがあります。
時間の経過とともに、
● 腫れが落ち着く
● 組織がなじむ
● 脂肪の残存状態が安定してくる
● バスト全体の動きや柔らかさが変化する
ため、3ヶ月から6ヶ月にかけても印象が変化します。
今回の症例も、3ヶ月時点からさらに経過を追い、6ヶ月時点で上半身全体のバランスを評価しています。
美容外科では術直後だけではなく、時間が経過した状態を評価することが非常に重要です。
二の腕脂肪吸引×ハイブリッド豊胸が向いている可能性がある方
以下のような方は、この組み合わせを検討する選択肢があります。
● 二の腕を細くしたい
● ノースリーブやドレスをきれいに着たい
● 二の腕とバストにメリハリをつけたい
● 脇肉が気になる
● 痩せ型だけれどバストアップしたい
● バッグ豊胸だけでは不自然にならないか心配
● デコルテや谷間も整えたい
● 脂肪豊胸だけでは希望するサイズに届くか不安
● 自然さとボリュームの両方を重視したい
ただし、すべての方にハイブリッド豊胸が必要なわけではありません。
体型や希望によっては、
脂肪豊胸のみ
バッグ豊胸のみ
二の腕脂肪吸引のみ
の方が適している場合もあります。
脂肪が少ない痩せ型でもハイブリッド豊胸はできますか?
可能な場合があります。
今回の症例はBMI17.7と細身体型でしたが、二の腕・脇周囲から脂肪を採取し、ハイブリッド豊胸に使用しています。
ただしBMIだけで判断することはできません。
同じBMI17台でも、
● 二の腕
● 脇
● 背中
● 腹部
● 腰
● 太もも
などの脂肪分布は一人ひとり異なります。
AVAN TOKYOでは、どこから脂肪を採取できるか、必要な脂肪量を確保できるかを診察時に確認します。
AVAN TOKYOが考える「上半身ボディメイク」
私は、
二の腕脂肪吸引×豊胸は、上半身のシルエットを大きく変えられる組み合わせの一つ
だと考えています。
ただし重要なのは、施術をたくさん組み合わせることではありません。
必要なのは、
その人の身体のどこを減らし、どこを増やすと最もバランスが良く見えるのか
を判断することです。
今回の症例では、
二の腕・脇を引き締める。
そしてバストにボリュームを加える。
さらに脂肪注入でデコルテ・谷間・バッグ周囲の輪郭を調整する。
この組み合わせによって、
肩から二の腕はシャープに、バストは上部から下部へ滑らかな曲線をつくる
ことを目指しました。
これがAVAN TOKYOで私が考える上半身ボディメイクです。
よくある質問
Q. 二の腕脂肪吸引と豊胸は同時にできますか?
患者様の健康状態、脂肪吸引範囲、手術時間、出血量などを総合的に評価して、同時施術が可能か判断します。
同時に行える場合は、二の腕などから採取した脂肪をハイブリッド豊胸に利用できるという特徴があります。
Q. 二の腕から採った脂肪を胸に入れることはできますか?
可能です。
今回の症例でも、二の腕・脇周囲から採取した脂肪を処理し、バストへの脂肪注入に使用しています。
ただし採取できる脂肪量や脂肪の状態には個人差があります。
Q. BMI17台でも脂肪豊胸はできますか?
脂肪の分布によります。
BMIが低くても使用できる脂肪がある方もいれば、十分な脂肪量を採取できない方もいます。
そのためBMIだけではなく、実際の皮下脂肪の厚みを診察して判断します。
Q. ハイブリッド豊胸はバッグ豊胸より自然ですか?
必ずしもすべての方でハイブリッド豊胸が優れているわけではありません。
ただし細身体型など、バッグを覆う軟部組織が薄い方では、自家脂肪を併用してデコルテや谷間、バッグ周囲の輪郭を調整することが適している場合があります。
Q. 脂肪注入した脂肪はすべて残りますか?
いいえ。
注入した脂肪の一部は術後に吸収されるため、注入量がそのまま最終的なバストボリュームになるわけではありません。
脂肪の残存には個人差があります。
Q. Motiva Miniはどのような方に向いていますか?
バッグ選択では、名称だけでなく、胸郭幅、乳房幅、組織の厚み、希望するボリュームや前方への突出などを総合的に評価する必要があります。
AVAN TOKYOでは、「何cc入れたいか」だけでバッグを決定するのではなく、全身のバランスを確認しながらサイズ・プロファイルを選択します。
AVAN TOKYOでは「胸」ではなく「上半身全体」を診ます
二の腕脂肪吸引と豊胸をご希望の方を診察するとき、私は胸だけを見ることはありません。
肩幅、二の腕、脇、胸郭、鎖骨、デコルテ、乳房、ウエストまで確認します。
なぜなら、
美しいバストラインは、バスト単独ではなく周囲とのバランスによって見え方が変わるからです。
「細くしたい場所」と「ボリュームを出したい場所」を同時に考える。
AVAN TOKYOでは、脂肪吸引と豊胸の両方を扱うからこそできる、上半身全体のボディデザインを大切にしています。
二の腕脂肪吸引、脂肪豊胸、バッグ豊胸、ハイブリッド豊胸のどれが自分に適しているかわからない方も、まずは現在の体型と希望するシルエットを診察したうえでご提案します。
今回の症例
身長:161cm
体重:46kg
BMI:17.7
施術内容
● 二の腕全周脂肪吸引
● 脇肉脂肪吸引
● ハイブリッド豊胸
● 純脂肪採取量:約600cc
● Motiva Mini:270cc
● 挿入層:乳腺下
● 脂肪注入:右130cc/左110cc
● 掲載経過:6ヶ月
※術後経過・仕上がり・脂肪の残存率には個人差があります。
主なリスク・副作用
脂肪吸引
腫れ、内出血、疼痛、むくみ、拘縮、凹凸、左右差、皮膚のひきつれ、色素沈着、感染、血腫、漿液腫など。
脂肪注入豊胸
腫れ、内出血、感染、しこり、脂肪壊死、石灰化、左右差、脂肪の吸収など。
シリコンバッグ豊胸
腫れ、内出血、感染、血腫、左右差、傷跡、知覚変化、皮膜拘縮、バッグ位置異常、リップリング、破損、再手術が必要となる可能性など。
シリコンバッグには、頻度は低いもののインプラント周囲に発生する疾患を含む固有のリスクがあります。治療を検討する際には、メリットだけでなくリスクについても十分な説明を受けることが重要です。
執筆・監修
森脇 進 医師
Shin Moriwaki, MD
AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック
脂肪吸引・脂肪注入豊胸・バッグ豊胸・ハイブリッド豊胸を中心に、身体全体のバランスを考えたボディデザインを行っています。
※本記事は美容医療に関する一般的な医学情報と、当院における治療方針・症例について解説することを目的としています。適応や治療方法は患者様ごとに異なります。