脂肪注入豊胸は1回で完成しないこともある2026.07.04
2回目・3回目の脂肪豊胸で、より安定したバストアップを目指す
脂肪注入豊胸は、自分の脂肪を使って自然なバストアップを目指す施術です。
シリコンバッグを使わず、柔らかく自然な質感を期待できる一方で、最大の特徴でもあり難しさでもあるのが、脂肪の定着率には個人差があるという点です。
同じ量の脂肪を注入しても、しっかり残る方もいれば、思ったより吸収されてしまう方もいます。
1回の脂肪注入豊胸で大きく変化する方もいますが、一般的には1〜1.5カップ程度の変化を目指すことが多く、体質やバストの状態によっては、1回では十分なバストアップを実感しにくいこともあります。
そのためAVAN TOKYOでは、脂肪注入豊胸を「1回で終わらせる施術」としてだけではなく、必要に応じて2回目・3回目まで含めた長期的なバストデザインとして考えています。

脂肪注入豊胸は、なぜ結果に個人差が出るのか
脂肪注入豊胸では、注入した脂肪のすべてがそのまま残るわけではありません。
注入された脂肪細胞は、周囲から酸素や栄養を受け取り、新しい血管が伸びてくることで生着していきます。
この過程がうまく進むことで、脂肪はバスト内に残ります。
一方で、血流が十分に届かなかった脂肪は吸収されたり、脂肪壊死やしこりの原因になることがあります。
脂肪の定着率に影響する要素には、以下のようなものがあります。
● バストの皮膚の伸びやすさ
● 乳房内の血流
● 注入できるスペース
● 体型や皮下脂肪量
● 喫煙の有無
● 術後の食事内容
● 過度なダイエットの有無
● 注入する層や注入方法
● 注入量が適切かどうか
つまり、脂肪注入豊胸は「何cc入れたか」だけで結果が決まる施術ではありません。
どの層に、どれくらいの量を、どのように分散して注入するかが非常に重要です。
2回目・3回目の脂肪豊胸で定着しやすくなる理由
脂肪注入豊胸は、2回目・3回目でより安定した変化を期待できることがあります。
その理由として、いくつかの要素が考えられます。
- 脂肪細胞の数を段階的に増やせる
1回で大量に注入しすぎると、中心部に血流が届きにくくなり、脂肪壊死やしこりのリスクが高くなる可能性があります。
そのため、脂肪豊胸では一度に無理な量を入れるよりも、適切な量を複数回に分けて積み重ねる方が、自然で安全性にも配慮したバストアップにつながることがあります。
2回目・3回目では、前回定着した脂肪の上にさらに脂肪を追加することで、バストの丸みやボリュームを段階的に増やしていくことができます。 - 新生血管ができやすい環境になることがある
脂肪注入後、バスト内では組織修復や血管新生が起こります。
1回目の脂肪注入によって、バスト内に脂肪が定着し、血流環境が変化することで、2回目以降の脂肪が生着しやすくなる可能性があります。
脂肪細胞が生き残るためには、酸素と栄養を届ける血管が必要です。
そのため、血管新生が起こりやすい環境を整えることは、脂肪の定着にとって非常に重要です。 - 皮膚が伸びやすくなる
1回目の脂肪注入豊胸によって、バストの皮膚や組織が少しずつ広がることがあります。
皮膚や組織に余裕が生まれると、2回目以降に脂肪を注入できるスペースが増え、より自然にボリュームを出しやすくなる場合があります。
特に元々バストが小さい方や、皮膚が硬い方では、1回で無理に大きくするよりも、段階的に皮膚を伸ばしながらボリュームを積み上げる方が適していることがあります。
1回目で満足できなかった方でも、2回目で変化することがある
「脂肪豊胸をしたけれど、あまり残らなかった」
「思ったよりバストアップしなかった」
「脂肪が流れてしまったように感じる」
このように感じている方もいらっしゃいます。
しかし、1回目の結果だけで脂肪注入豊胸が向いていないと判断するのは早い場合があります。
1回目で十分なボリュームが残らなかった方でも、2回目・3回目で脂肪が残りやすくなり、より安定したバストアップを実感できることがあります。
もちろん、すべての方に同じ結果が出るわけではありません。
しかし、脂肪注入豊胸は回数を重ねることで、より再現性のある変化を目指せる施術だと考えています。
症例紹介:2回目の脂肪注入豊胸 10ヶ月経過
今回ご紹介する患者様は、数年前に一度脂肪注入豊胸を受けられている方です。
今回は2回目の脂肪注入豊胸として、
● 右胸:270cc
● 左胸:310cc
を注入しました。
術後10ヶ月の時点でも、バストの丸みとボリュームがしっかり維持されています。
注入時には、単に大きくするだけでなく、バスト全体の丸み、上胸部の自然なボリューム、左右差、体型とのバランスを意識してデザインしています。
脂肪注入豊胸では、術後数ヶ月である程度の吸収が起こります。
しかし、この症例では10ヶ月経過後もバストアップが持続しており、2回目の脂肪注入豊胸として良好な経過と考えられます。

脂肪注入豊胸で大切なのは「適量を適切な層に入れること」
脂肪注入豊胸では、多く入れれば良いというわけではありません。
バストの受け入れ容量を超えて脂肪を注入すると、中心部に血流が届きにくくなり、脂肪が吸収されたり、しこりや脂肪壊死につながる可能性があります。
AVAN TOKYOでは、脂肪の定着を考え、
● 皮下
● 乳腺周囲
● 大胸筋内
● デコルテ
● バスト内側
● バスト外側
など、患者様の状態に応じて注入層を調整します。
重要なのは、注入脂肪が新しい血管から酸素と栄養を受け取れるように、細かく分散して注入することです。
「たくさん入れる」よりも、残りやすい入れ方をすることが大切です。
2回目・3回目の脂肪豊胸が向いている方
以下のような方は、2回目・3回目の脂肪注入豊胸が選択肢になる可能性があります。
● 1回目の脂肪豊胸で思ったより残らなかった
● もう少しバストサイズを上げたい
● シリコンバッグには抵抗がある
● 自然な柔らかさを重視したい
● 上胸部やデコルテの丸みを追加したい
● 左右差を改善したい
● 1回で無理に大きくするより段階的に整えたい
● 脂肪吸引も同時に行い、ボディラインも整えたい
特に、自然な質感を大切にしたい方や、シリコンバッグではなく自分の脂肪でバストアップしたい方には、複数回の脂肪注入豊胸が適していることがあります。
術後の過ごし方も定着率に関わる
脂肪注入豊胸では、手術だけでなく術後の過ごし方も重要です。
脂肪が生着するためには、血流、栄養、酸素が必要です。
そのため、術後1〜1.5ヶ月は特に以下を意識していただきます。
● 禁煙
● 過度なダイエットを避ける
● 高タンパクの食事
● ビタミン・ミネラルの摂取
● 十分な睡眠
● 身体を冷やしすぎない
● 強い圧迫を避ける
● 医師の指示に沿った生活
特に喫煙は血流を低下させるため、脂肪の定着や傷の治りに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、極端な食事制限やジャンクフード中心の生活では、脂肪細胞に必要な栄養が届きにくくなります。
脂肪注入豊胸は、術後の過ごし方まで含めて治療の一部です。
AVAN TOKYOの脂肪注入豊胸
AVAN TOKYOでは、脂肪注入豊胸を単なるバストアップ施術としてではなく、ボディライン全体を整える治療として考えています。
脂肪を採取する部位では、二の腕、太もも、お腹、腰、背中などのラインを整えます。
採取した脂肪は、遠心分離や処理を行い、バストの状態に合わせて丁寧に注入します。
目指すのは、
● 自然な丸み
● 柔らかい質感
● 体型に合ったボリューム
● 左右差の調整
● デコルテからバストまでの自然なライン
● 脂肪吸引部位も含めた全身バランス
です。
1回で大きく変えることだけを目的にするのではなく、2回目・3回目も含めて、長期的に美しいバストラインを設計します。
まとめ
脂肪注入豊胸は、自然な質感を目指せる一方で、定着率に個人差がある施術です。
1回で大きくバストアップする方もいますが、思ったより脂肪が吸収されてしまう方もいます。
しかし、脂肪注入豊胸は2回目・3回目と回数を重ねることで、より安定したバストアップを目指せることがあります。
その理由として、
● 脂肪細胞を段階的に増やせる
● 新生血管ができやすい環境になることがある
● 皮膚や組織が伸びやすくなる
● 注入できるスペースが増える
などが考えられます。
1回目の脂肪豊胸で満足できなかった方でも、2回目・3回目で理想に近づける可能性があります。
AVAN TOKYOでは、患者様の体型、脂肪量、バストの状態、希望するサイズ、ダウンタイムの許容度を確認しながら、最適な脂肪注入豊胸をご提案します。
症例情報
施術内容
2回目の脂肪注入豊胸
注入量
右270cc
左310cc
経過
術後10ヶ月
リスク・副作用
腫れ、内出血、痛み、感染、しこり、脂肪壊死、石灰化、脂肪吸収、定着率の個人差、左右差、皮膚のひきつれ、傷跡、感覚変化など
※このコラムは医学教育目的で作成しています。効果や回復には個人差があります。