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Columnコラム

脂肪吸引で凹凸を出さないために2026.07.05

BMIに合わせて「どこまで皮下脂肪を残すか」を設計する


脂肪吸引を受けたいけれど、凹凸になるのが怖い。
できるだけ細くしたいけれど、不自然な筋肉のスジや溝は出したくない。
このように考える方はとても多いです。
脂肪吸引は、ただ脂肪をたくさん取れば良い施術ではありません。
大切なのは、どこをしっかり取るか、どこをあえて残すかです。

特に、皮膚のすぐ下にある浅い皮下脂肪をどこまで残すかは、術後の滑らかさに大きく関わります。
AVAN TOKYOでは、患者様のBMI、皮下脂肪の厚み、筋肉の付き方、骨格、皮膚の質感を確認しながら、凹凸が出にくく、かつ薄く見える脂肪吸引を目指しています。

「カリカリ脂肪吸引」は凹凸と隣り合わせ


最近は、できるだけ薄く仕上げる脂肪吸引を希望される方が増えています。
二の腕を細くしたい。
お腹を薄くしたい。
太ももの張り出しをなくしたい。
このような希望に対して、脂肪を限界まで取ることで、見た目の変化は大きくなります。
しかし、皮下脂肪を取りすぎると、皮膚の下にある筋肉の溝や骨格の凹凸が浮き出て、不自然に見えることがあります。

術後の凹凸は、拘縮による線維化で起こることもあります。
しかし、いわゆる「カリカリにする脂肪吸引」で目立つ凹凸の多くは、筋肉のラインや溝が皮膚表面に浮き出ることで起こります。
つまり、脂肪吸引で凹凸を避けるためには、“脂肪を取る技術”だけでなく、“脂肪を残す技術”も重要です。

BMIによって、残すべき皮下脂肪の厚みは変わる


同じ二の腕脂肪吸引でも、すべての方に同じ厚みまで脂肪を取るわけではありません。
BMIが高い方と低い方では、皮下脂肪の厚み、筋肉の見え方、骨格の出方、皮膚の余り方が異なります。
そのためAVAN TOKYOでは、これまで多くの症例経過を確認してきた経験から、ひとつの目安として以下のように考えています。

BMI 22以上の方
全ての部位で、皮下脂肪を1cm以上残すことを基本目安にしています。
BMIが高い方は、皮下脂肪だけでなく、筋肉の中や周囲にも脂肪がついていることがあります。
この状態で皮下脂肪だけを極端に薄くすると、厚みのある筋肉の凹凸が表面に浮き出て、不自然に見えることがあります。
そのため、ただ薄くするよりも、全体のボリュームを落としながら、滑らかなラインを残すことが重要です。

BMI 18〜20程度の方
目安として、
● 二の腕:約6mm
● お腹:約8mm
● 太もも:約10mm
程度の皮下脂肪を残すことがあります。
この体型では、ある程度しっかり脂肪を取っても、皮膚の質感や筋肉の出方を見ながら調整することで、自然な細さを目指しやすいことがあります。
ただし、部位によって皮膚の伸び方や筋肉の見え方が違うため、同じ厚みで全身を吸引するわけではありません。

BMI 18未満の細身の方
目安として、
● 二の腕:約2.5mm
● お腹:約5mm
● 太もも:約6mm
程度まで浅く脂肪を残して吸引することがあります。
細身の方では、もともとの皮下脂肪が少ないため、わずかな取り方の違いで見た目が大きく変わります。
特に二の腕では、皮下脂肪を薄く残すことで、上腕骨頭や三角筋のラインが自然に出て、華奢な印象を作りやすくなります。
一方で、取りすぎると筋肉の溝や皮膚の凹凸が目立ちやすくなるため、非常に繊細な調整が必要です。

エコーで皮下脂肪の厚みを確認できる


脂肪吸引では、見た目や触診だけでなく、エコーを使って皮下脂肪の厚みを確認することができます。
特に再修正の方では、どの部分に脂肪が残っているのか、どの部分がすでに薄いのかを把握することが重要です。
「まだ太いからもっと取れる」と思っていても、実際には皮下脂肪がほとんど残っておらず、筋肉や拘縮によって厚く見えていることもあります。


逆に、見た目には細く見えても、エコーで確認すると局所的に脂肪が残っている場合もあります。
AVAN TOKYOでは、必要に応じてエコーで皮下脂肪の厚みを確認し、再修正や追加吸引の可否を慎重に判断します。

BMIが高い方は、脂肪吸引とダイエットの併用が重要


BMIが高い方の場合、脂肪吸引だけで完全に滑らかな薄さを作ることが難しい場合があります。
理由は、脂肪が皮下だけでなく、筋肉の中や周囲にもついていることがあるためです。
皮下脂肪だけを極端に薄くしても、下にある筋肉自体の厚みが残っていると、筋肉の形が表面に浮き出ることがあります。

この場合、脂肪吸引で外側のボリュームを整えつつ、術後に食事管理や体重管理を行うことで、より滑らかなラインに近づきやすくなります。
つまり、BMIが高い方では、脂肪吸引だけで無理に薄くするのではなく、ダイエットや生活管理も組み合わせることで、より自然で美しい仕上がりを目指すことができます。

凹凸を避けるために大切なこと


脂肪吸引で凹凸を避けるためには、以下のポイントが重要です。
● BMIに合わせて吸引量を調整する
● 部位ごとに残す脂肪の厚みを変える
● 筋肉の溝が出やすい場所は取りすぎない
● 皮膚の質感やたるみを考慮する
● エコーで皮下脂肪の厚みを確認する
● 必要に応じて術後の食事管理も行う
● “細さ”と“滑らかさ”のバランスを取る
脂肪吸引は、数字だけで決める施術ではありません。
同じBMIでも、筋肉量、骨格、皮膚の厚み、脂肪のつき方は人によって異なります。
そのため、最終的には一人ひとりの身体を見て、どこまで攻めるかを判断する必要があります。

今回の症例:二の腕全周・前腕脂肪吸引 3ヶ月経過


今回ご紹介する患者様は、二の腕全周と前腕の脂肪吸引を行い、術後3ヶ月が経過した症例です。
浅い皮下脂肪を約2〜2.5mmほど残すイメージで、かなり薄く吸引しています。
ただ細くするだけでなく、二の腕から前腕までのつながり、肩から腕にかけてのライン、力を入れた時の筋肉の出方まで考えながらデザインしました。
術後はご本人も食事管理をしっかり行ってくださっており、脂肪吸引と生活管理の両方によって、薄さと滑らかさのバランスが出てきています。

術後3ヶ月の時点では、まだ拘縮や硬さが残る時期ではありますが、全体として二の腕から前腕までのラインがすっきりし、華奢な印象に近づいています。

AVAN TOKYOが目指す脂肪吸引


AVAN TOKYOが目指しているのは、ただ細くする脂肪吸引ではありません。
目指しているのは、その人の体型に合った、薄くて滑らかなボディラインです。
二の腕では、ただ細くするだけでなく、
● 肩から二の腕へのつながり
● 二の腕の前側の薄さ
● 付け根のもたつき
● 前腕とのバランス
● 力を入れた時の筋肉の見え方
● ノースリーブを着た時の華奢さ
まで意識してデザインします。

脂肪を取りすぎて不自然になるのではなく、必要な脂肪は残しながら、いらない厚みを取り除く。
この判断が、自然で洗練された脂肪吸引には必要です。

「たくさん取る」より「美しく残す」


脂肪吸引では、吸引量が多ければ良い結果になるわけではありません。
もちろん、不要な脂肪をしっかり取ることは重要です。
しかし、それ以上に重要なのは、皮膚表面が滑らかに見えるように、必要な脂肪を適切に残すことです。
特に細身の方や、カリカリにしたい方ほど、この判断が難しくなります。
取りすぎれば凹凸が出る。
残しすぎれば変化が弱い。

そのギリギリを見極めることが、脂肪吸引の本質だと考えています。
AVAN TOKYOでは、BMI、皮下脂肪の厚み、エコー所見、筋肉の見え方、皮膚質、希望する仕上がりを総合的に判断し、一人ひとりに合わせた脂肪吸引を行います。

まとめ


脂肪吸引で凹凸を出さないためには、単に脂肪をたくさん取るのではなく、BMIや部位に応じて皮下脂肪をどこまで残すかを考えることが重要です。

AVAN TOKYOでは、ひとつの目安として、
● BMI 22以上:全ての部位で1cm以上残す
● BMI 18〜20:二の腕6mm、お腹8mm、太もも10mm程度残す
● BMI 18未満:二の腕2.5mm、お腹5mm、太もも6mm程度残す
という基準を参考にしながら、患者様ごとの体型や皮膚質に合わせて調整しています。

脂肪吸引は、ただ細くする施術ではなく、身体のラインをデザインする施術です。
凹凸を避けながら、薄く、滑らかで、洗練されたボディラインを目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

症例情報


施術内容
二の腕全周脂肪吸引
前腕脂肪吸引
経過
術後3ヶ月
デザインのポイント
浅い皮下脂肪を約2〜2.5mmほど残すイメージで吸引。
二の腕から前腕までの連続したラインを意識してデザイン。

リスク・副作用


腫れ、内出血、痛み、拘縮、硬さ、むくみ、凹凸、左右差、色素沈着、傷跡、感覚変化、しびれ、感染、血腫、漿液腫、皮膚のたるみ、再修正が必要となる可能性など。
※このコラムは医学教育目的で作成しています。効果や回復には個人差があります。