BMI18未満でも二の腕は細くできる?「カリカリ脂肪吸引」は適応とデザインが重要です2026.08.04
BMI18未満で「もう細くならない」と言われた方へ
「もともと痩せているので、脂肪吸引をしてもあまり変わらないと言われました。」
このようなご相談は少なくありません。
確かに、BMIが18未満の方は皮下脂肪が少なく、一般的な脂肪吸引では大きな変化を出しにくいケースがあります。しかし、「痩せている=脂肪吸引ができない」というわけではありません。
重要なのは、残す脂肪の量を解剖学的に見極めながら、理想のボディラインをデザインすることです。
症例紹介
他院修正二の腕脂肪吸引・ハイブリッド豊胸
ダウンタイム6ヶ月
もともと細身の患者様でしたが、
・二の腕から肩へのライン
・横から見た厚み
・腕を下ろした時のシルエット
まで細かくデザインし、自然でシャープなラインを目指しました。
単純に脂肪を多く取ることではなく、「どこを残し、どこを減らすか」を重視しています。

「カリカリ脂肪吸引」は本当に危険なのでしょうか?
「カリカリ脂肪吸引は危険」
「脂肪は残した方が良い」
という意見を目にすることがあります。
一方で、この議論には「誰に対して行うか」という視点が欠かせません。
例えば、
・BMI18未満の細身の方
・皮膚のハリが保たれている方
・筋肉や骨格とのバランスが良い方
では、一般的な患者様とは適切なデザインが異なります。
すべての患者様に同じ方法を適用するのではなく、体型や皮膚の状態、脂肪の厚みを評価したうえで、適応を判断することが重要です。
なぜ脂肪を「残す」ことが重要なのか
脂肪吸引では、「できるだけ多く吸引すること」が良い結果につながるわけではありません。
皮膚のすぐ下には浅層皮下脂肪が存在し、この層は
- 皮膚表面のなめらかさ
- 自然な触り心地
- 血流の維持
- 凹凸の予防
に関わる重要な役割を担っています。
この層まで過度に吸引すると、
- 凹凸
- 癒着
- 皮膚の不整
- 不自然な質感
などの原因となる可能性があります。
そのため、AVAN TOKYOでは「どれだけ吸引するか」ではなく、「どれだけ安全に残すか」も同じくらい重要なポイントと考えています。
エコーを活用した脂肪厚の確認
近年では、海外でもエコー(超音波)を活用した脂肪吸引が広がりつつあります。
エコーを使用することで、
- 皮下脂肪の厚み
- カニューレの位置
- 残存脂肪の状態
をリアルタイムで確認しながら施術を進めることができます。
AVAN TOKYOでも、症例に応じてエコーを活用し、皮下脂肪の厚みを確認しながらデザインを行っています。
特に細身の患者様では、残す脂肪の厚みを意識することが、自然な質感と長期的な仕上がりにつながると考えています。
二の腕だけではなく、肩・デコルテ・バストまでデザインする
AVAN TOKYOでは、二の腕だけを細くすることを目標にはしていません。
美しい腕は、
- 肩
- デルタライン(三角筋周囲)
- デコルテ
- バスト
- 背中
まで連続したラインとして考える必要があります。
そのため、患者様のご希望に応じてハイブリッド豊胸を組み合わせることで、二の腕とのコントラストをより自然に演出できる場合もあります。
「細くする治療」ではなく、「全身のシルエットを整える治療」という視点でデザインしています。
AVAN TOKYOの考え方
私たちは、「何cc吸引したか」を評価基準にはしていません。
大切なのは、
- どのようなボディラインを目指すのか
- そのラインを安全に再現できるか
- 長期的にも自然な質感を維持できるか
という点です。
患者様一人ひとりで理想のシルエットは異なります。
だからこそ、体型や皮膚の状態、脂肪の厚みを丁寧に評価し、その方に合ったデザインをご提案しています。
医師コメント
細身の患者様ほど、わずかなデザインの違いが仕上がりに大きく影響します。
そのため、「限界まで吸引する」ことではなく、「どこまでなら安全に細くできるか」を見極めることが重要です。
私自身も国内外の知見を取り入れながら、解剖学や超音波評価を活用し、より再現性の高いデザインを追求し続けています。
理想のボディラインは人それぞれ異なります。
その理想を安全性とのバランスを考えながら形にしていくことが、美容外科医の役割だと考えています。
リスク・副作用
脂肪吸引には以下のようなリスクがあります。
- 腫れ
- 内出血
- むくみ
- 拘縮
- 左右差
- 凹凸
- 色素沈着
- 感覚の変化(しびれなど)
- 感染
- 血腫
- 漿液腫
- 皮膚のたるみ
- 修正手術が必要となる可能性
体型や皮膚の状態によって適応は異なります。
術後の注意事項
術後は完成まで数か月かけて経過します。
より良い仕上がりのためには、
- 圧迫固定を指示どおり行うこと
- 適切な時期からストレッチや軽い運動を取り入れること
- 術後の定期診察を受けること
- 体重管理を継続すること
が重要です。
二の腕脂肪吸引は、「どれだけ吸引したか」ではなく、「どれだけ美しいラインをデザインできたか」が長期的な満足度を左右します。
理想のシルエットを目指すためには、患者様ごとの骨格や皮膚の質、脂肪の厚みを見極め、それぞれに適したデザインで施術を行うことが大切です。