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Columnコラム

月経周期は脂肪吸引の手術日にどう影響する?むくみ・出血と日程設計を医師が解説2026.07.01

脂肪吸引の手術日を決めるとき、多くの方は仕事や予定を軸にスケジュールを組みます。ですが、女性の身体は月経周期のなかで日々変化しており、実は月経周期が術後のむくみ・内出血・仕上がりの見え方に少なからず影響します。AVAN TOKYO GINZA LIPOSUCTION CLINICでも、カウンセリングの段階で必ず月経周期を確認しています。本稿では、月経周期と脂肪吸引の関係を医学的な視点から整理し、なぜ日程設計が仕上がりと安全性の両方に関わるのかを解説します。

月経周期と脂肪吸引の関係を医学的に整理する

卵胞期・黄体期・月経期の生理学的な違い

月経周期は大きく分けて、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つの相からなります。月経開始日を1日目とすると、およそ1〜5日目が月経期、6〜13日目が卵胞期、14日目前後が排卵期、15〜28日目が黄体期です。卵胞期はエストロゲンが優位となり、皮膚コンディションが安定し、むくみも少ない時期です。一方で黄体期はプロゲステロンが優位となり、水分貯留・食欲亢進・むくみ・気分の変動が起こりやすくなります。この生理学的な変化は、術後経過にも静かに影響します。

なぜ月経周期が手術結果に影響しうるのか

脂肪吸引は皮下組織を物理的に扱う手術です。術後の腫れ・内出血・むくみは、手術当日の身体のコンディションと連動して現れます。ホルモン変動によって水分バランスや血管の透過性、痛みの感受性までもが左右されるため、月経周期を無視して日程を決めると、術後の経過が本来の予想より重く感じられることがあります。特に広範囲を予定している場合、この差はより顕著になります。

脂肪吸引 カウンセリング 女性

むくみとホルモン変動の関係

黄体期に水分貯留が起こる理由

黄体期にはプロゲステロンの作用でナトリウム再吸収が促進され、細胞外液が増加します。結果として、身体全体がむくみやすく、太もも・お腹・二の腕の輪郭がぼやけがちになります。この時期に施術を受けると、術前と術後の写真を比べたときにむくみと術後浮腫の区別がつきにくくなり、仕上がり評価が難しくなることがあります。

月経直前の浮腫が仕上がり評価を難しくする

月経開始の3〜5日前は、体重が1〜3kg程度変動することも珍しくありません。この時期に手術を行うと、術後の腫れが「引きにくく感じる」現象が起こります。実際には順調に回復していても、月経周期由来のむくみが上乗せされることで、患者さん自身が経過に不安を覚えやすいのです。仕上がりは3〜6ヶ月かけて完成しますが、初期経過の見え方は日程設計で大きく変わります。

出血リスクと月経の関係

月経中に脂肪吸引を受けても大丈夫か

結論から言えば、月経中でも施術は不可能ではありません。ただし出血量が増える傾向があり、術中・術後の内出血がやや強く出やすくなります。月経中は子宮内膜の剥離により全身の凝固系がわずかに変化し、また骨盤内うっ血によって下半身の循環動態も普段と異なります。特に太もも・お腹・腰など下半身の広範囲を予定している場合、月経中の手術は避けるのが安全側の判断です。

ホルモン変動と凝固能への影響

エストロゲンには血液凝固を促進する作用があります。卵胞期後半から排卵期にかけては凝固能が高まりますが、これは同時に血栓リスクのわずかな上昇にもつながります。逆に月経中はプロスタグランジンの影響で血管拡張が起こりやすく、内出血が広がりやすくなります。術中出血量は熟練した術者であれば大きく変わりませんが、術後の内出血の見え方は日程で差が出ます。

脂肪吸引に最適な時期の選び方と日程設計

卵胞期の初期〜中期が推奨される理由

医学的に最も推奨されるのは、月経終了後から排卵前までの卵胞期初期〜中期です。エストロゲン優位でむくみが少なく、皮膚のコンディションも安定し、精神的にも安定しやすい時期です。二の腕・太もも・お腹の広範囲を予定するなら、月経周期の6〜13日目あたりを目安に日程を組むと、術後の経過が最もクリアに見えます。

月経開始日を必ず伝える意味

カウンセリング時に「直近の月経開始日」を伝えていただくことで、術者は最適な手術日を提案できます。仕事の都合で日程が動かせない場合でも、想定される術後経過を月経周期と重ねて説明することで、患者さん自身が納得して経過を追いやすくなります。脂肪吸引は「手術当日だけの話」ではなく、術後3ヶ月・6ヶ月を含めた長期プロジェクトです。

ピル服用中の方が気をつけること

低用量ピル・中用量ピルを常用している方は、エストロゲンによる血栓リスクがベースラインで上がっています。広範囲の吸引を予定する場合、術前1ヶ月間はピルを中止していただくのが標準的です。中止の可否・タイミングは、産婦人科の主治医と相談したうえで判断します。ピルを継続したままの手術は、下肢の深部静脈血栓症のリスクが上がるため、当院では基本的に推奨していません。

よくあるご質問

Q. 排卵日と手術日が重なるのは避けたほうがいい?

排卵期は凝固能が高まる時期ですが、これ自体が禁忌になるわけではありません。ただし過去に血栓症の既往がある方、下肢静脈瘤のある方は、避けたほうが安全です。当院ではリスク評価のうえで手術日を決定しています。

Q. 生理不順の方はどう考えればいい?

月経周期が安定しない方は、基礎体温アプリの記録を持参いただくと、より正確に卵胞期を推定できます。生理不順そのものが手術の禁忌になるわけではありませんので、まずはご相談ください。

Q. 手術当日に急に月経が始まったら?

手術可能かどうかは、出血量・術式・部位で個別に判断します。二の腕・顎下など小範囲の吸引であればほぼ問題ありませんが、下半身の広範囲は日程変更を検討することもあります。

AVAN TOKYOでの実際の対応

AVAN TOKYO GINZA LIPOSUCTION CLINICでは、カウンセリング時に必ず月経周期・ピル服用歴・過去の月経随伴症状を確認します。手術日決定の際は、患者さんの希望日を優先しつつも、医学的に最適な時期を提示し、双方で納得のいく日程を決定します。美容外科の安全基準については日本美容外科学会の提示するガイドラインを参照し、当院でもこれに準じた術前評価を徹底しています。脂肪吸引の関連コラム一覧はこちらから、術式・ダウンタイム・症例解説などをご確認いただけます。

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【監修】森脇 進 / Shin Moriwaki(監修医師)

日本美容外科学会(JSAS)会員 / American Academy of Aesthetic Medicine 会員

米国医師免許資格(ECFMG certificate)

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📍AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック

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