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Columnコラム

脂肪吸引の傷跡(吸引孔)はどう薄くなる?点状瘢痕の成熟過程と色素沈着ケアを医師が解説2026.06.26

脂肪吸引を検討する方の多くが気になるのが「傷跡(吸引孔)」の残り方です。脂肪吸引の傷跡は、カニューレを挿入するために皮膚に開ける小さな点状の切開創で、適切な処置と術後ケアによって時間とともに目立たないレベルへと収束していきます。本記事では、AVAN TOKYO銀座脂肪吸引クリニックの森脇医師が、傷跡が成熟していく医学的な経過と、赤み・色素沈着を最小限に抑えるためのセルフケアを、解剖学と創傷治癒の視点から詳しく解説します。

脂肪吸引 傷跡 ケア

脂肪吸引の傷跡(吸引孔)はどんな形で残るのか

脂肪吸引で皮膚に作られる切開創は、使用するカニューレ径によって異なりますが、当院では概ね3〜5mm程度の点状切開を採用しています。二の腕であれば腋窩や肘の内側、太ももであれば鼠径部や膝裏、腹部であれば臍部や下腹のヘアラインなど、衣服や下着で隠れる位置を選んでデザインします。皮膚の自然なシワや陰になる場所を選ぶことで、これらの傷跡は日常生活ではほぼ目立たないレベルに落ち着いていきます。

切開創は縫合せず開放したままドレナージを促す方法と、1〜2針の吸収糸で軽く寄せる方法があり、部位や排液量に応じて使い分けます。開放創のほうが浮腫が早く引きやすい一方、点状瘢痕が一時的に色素沈着しやすい傾向があるため、術後ケアの内容を部位別に調整することが重要です。

脂肪吸引の傷跡が薄くなるまでの3段階の経過

創傷治癒は「炎症期」「増殖期」「成熟期(リモデリング期)」の3相に分かれ、吸引孔の点状瘢痕もこの生理的プロセスを辿ります。

第1段階:赤み期(術後〜3ヶ月)

術直後から3ヶ月までは、毛細血管の新生と線維芽細胞の活発な増殖が起こります。傷跡は赤紫〜ピンク色に見え、ときに硬さや軽度の盛り上がりを伴うことがあります。これは正常な治癒反応であり、過度な刺激や強い圧迫を避けることが重要です。

第2段階:色素沈着期(3〜6ヶ月)

赤みが落ち着いた後、メラノサイトの活性化により褐色の色素沈着が出現することがあります。アジア人の皮膚はメラニン産生能が高く、特に紫外線や摩擦を受けると沈着が長引きます。点状瘢痕が一時的に「茶色く目立つように感じる」のはこの時期で、患者さまが最も気にされる時期でもあります。

第3段階:成熟・退色期(6〜12ヶ月)

半年以降は色素が徐々に代謝され、瘢痕組織がコラーゲンの再配列によって柔らかく平坦になっていきます。12ヶ月を経過する頃には、点状の白っぽい瘢痕として落ち着くのが一般的です。最終的な仕上がりを判断するには、最低でも術後1年は経過を見る必要があります。

脂肪吸引の傷跡を綺麗に治すための正しいセルフケア

テープ固定と紫外線対策

抜糸後〜術後3ヶ月までは、シリコンジェルシートまたは医療用テープによる固定が有効です。創部への持続的な張力を分散させ、肥厚性瘢痕やケロイドへの進展リスクを下げます。あわせて、退色まではSPF30以上の日焼け止めや遮光衣類で紫外線を遮ることが色素沈着予防の鍵になります。海やプールに行く際もラッシュガード等で物理的に遮光することをおすすめします。

保湿と摩擦回避

乾燥した瘢痕はかゆみや炎症を起こしやすく、結果として色素沈着を長引かせます。低刺激の保湿剤で1日2回のケアを続け、ナイロンタオルや衣類の縫い目などによる物理的摩擦を避けましょう。圧迫着衣(ガードルや圧迫スリーブ)の縫い目が傷跡に当たる場合は、ガーゼで保護する工夫が有効です。

傷跡が残りやすい人の特徴と医学的対策

体質的に肥厚性瘢痕・ケロイドが出やすい方、若年層、栄養不良、喫煙者、糖尿病コントロール不良の方は、脂肪吸引の傷跡が成熟するまでに通常より時間を要します。喫煙はニコチンの血管収縮作用により創部への酸素供給を著しく低下させるため、当院では術前後最低1ヶ月の禁煙を強くお願いしています。万一、硬く盛り上がる肥厚性瘢痕が形成された場合も、ステロイドテープやステロイド局注、フラクショナルレーザー治療など複数の医学的選択肢があり、適切に介入すれば改善は十分可能です。美容外科の安全基準については日本美容外科学会の情報もご参照ください。

部位別に見る吸引孔の傷跡の特徴

同じ吸引孔の点状瘢痕でも、部位によって治癒スピードや目立ち方には差があります。二の腕の腋窩は皮膚が薄く色素沈着が出やすい一方、シワに隠れるため日常的にはほとんど気になりません。太ももの内側や鼠径部は摩擦と汗の影響を受けやすく、色素沈着の期間がやや長引く傾向があります。腹部の臍部はもともと陰になる場所なので最終的な傷跡はほぼ判別不能になりますが、下腹のヘアライン付近は下着の縫い目が当たりやすいので、初期の摩擦保護が重要です。膝裏は皮膚が柔らかく動きが多いため、テープによる持続的な張力分散が特に有効に働きます。

吸引孔を増やしすぎないことも傷跡を最小化する鍵

吸引孔の数は仕上がりに直結します。多方向からアプローチした方が吸い残しは減りますが、孔が増えれば傷跡の総量も増えます。AVAN TOKYOでは、3D的に脂肪層を立体的に評価したうえで、必要最小限の吸引孔から多方向アクセスできるようカニューレの角度設計を徹底し、傷跡の数と仕上がりの均一性を両立させています。

傷跡を早く・綺麗に治すために避けたい行動

ダウンタイム中に最も避けたいのは、創部のかさぶたを早期に剥がしてしまうこと、患部を温めすぎること、強い摩擦を伴う運動を早期に再開することの3点です。かさぶたは新生表皮を保護するバリアであり、自然に脱落するまで触らないことが瘢痕を平坦に治す近道です。また、術後早期の長時間入浴やサウナは血流の急激な変化を招き、内出血の遷延や色素沈着の延長につながるため、軽いシャワーから段階的に再開してください。傷跡を綺麗に仕上げる最大のコツは、「触らない・焼かない・擦らない」の3原則です。

脂肪吸引の傷跡は、デザインの段階で位置を計算し、術後ケアを正しく続けることで、ほとんどのケースで「言われなければ分からない」レベルに整っていきます。気になる経過や違和感があれば、自己判断せず早めに執刀医にご相談ください。脂肪吸引の関連コラム一覧はこちらもあわせてご覧ください。

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【監修】森脇 進 / Shin Moriwaki(監修医師)

日本美容外科学会(JSAS)会員 / American Academy of Aesthetic Medicine 会員

米国医師免許資格(ECFMG certificate)

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📍AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック

AVAN TOKYO GINZA LIPOSUCTION CLINIC

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