脂肪豊胸の定着を左右する「バストの柔軟性」とは?|二の腕脂肪吸引から脂肪注入豊胸を行った20歳女性の症例2026.09.18
脂肪注入豊胸について、
「たくさん脂肪を入れれば、その分だけバストアップできますか?」
というご質問をよくいただきます。
しかし、脂肪豊胸で重要なのは、単純な「注入量」だけではありません。
脂肪を受け入れる側である、バストの皮膚や組織にどれだけ柔軟性・伸展性があるかも、仕上がりを考えるうえで非常に重要です。
特に、
● もともとある程度バストのボリュームがある
● バストの皮膚が柔らかい
● 皮膚や皮下組織に伸展性がある
といった方では、脂肪を無理なく分散して注入しやすく、良好な経過が得られることがあります。
今回は、20歳・162cm・47kgの患者様に、二の腕全周・副乳・脇肉脂肪吸引を行い、採取した脂肪を利用して脂肪注入豊胸を行った症例をご紹介します。
症例概要
20歳女性
身長:162cm
体重:47kg
BMI:約17.9

今回行った施術は、
二の腕全周脂肪吸引+副乳脂肪吸引+脇肉脂肪吸引+脂肪注入豊胸
です。
二の腕・副乳・脇肉から脂肪吸引を行い、純脂肪として420ccを採取しました。
採取した脂肪を適切に処理したうえで、バストの形や左右差、皮膚の伸び方を確認しながら脂肪注入豊胸を行っています。
このように、二の腕周囲を細く整えながら、その脂肪をバストへ移動させることで、上半身全体のボディラインを同時にデザインできるのが脂肪吸引と脂肪注入豊胸を組み合わせるメリットです。
脂肪豊胸では「何cc入れたか」だけを見ないことが重要です
脂肪豊胸というと、
「200cc入れた」
「300cc入れた」
といった注入量に注目されることが多いですが、AVAN TOKYOでは注入量だけで仕上がりを考えることはしていません。
脂肪注入豊胸では、注入した脂肪に十分な血流が届き、生着していく環境を作ることが重要です。
限られたスペースに大量の脂肪を無理に入れてしまえば、脂肪一つひとつに十分な栄養が届きにくくなります。
そのため、
「たくさん入れる=たくさん定着する」
とは限りません。
むしろ重要なのは、
その方のバストが、どのくらい脂肪を受け入れられる状態なのかを見極めることです。
バストの皮膚が柔らかい方は、脂肪を分散して注入しやすい
脂肪注入豊胸を行う際には、
● バストの皮膚の柔らかさ
● 皮下組織の厚み
● バスト全体の伸展性
● もともとの乳房ボリューム
● 左右差
● 胸郭の形
● 希望するバストライン
などを総合的に確認します。
特に、皮膚や組織の伸びが良い方では、バスト内部に脂肪を細かく分散させるスペースを確保しやすくなります。
反対に、皮膚が非常に硬く、バストの伸展性が少ない状態で一度に大量の脂肪を入れようとすると、組織内の圧が高くなりすぎる可能性があります。
そのためAVAN TOKYOでは、患者様それぞれのバストの柔軟性を確認しながら、無理のない注入量・注入層を判断することを大切にしています。
脂肪豊胸では「どこに入れるか」も重要
脂肪豊胸では、注入する脂肪量だけでなく、どの層に、どのように分散して注入するかも仕上がりに大きく関係します。
AVAN TOKYOでは、バスト上部のボリュームが不足しているのか、デコルテから乳房にかけての傾斜を整えたいのか、あるいは下部の丸みを作りたいのかを診察し、患者様ごとに注入デザインを変えています。
今回のような症例でも、単純にバスト全体へ均等に脂肪を入れるのではなく、
上部の削げ感を改善しながら、下部に向かって自然になだらかなバストラインになること
を意識してデザインします。
脂肪豊胸の魅力は、単純にカップ数を増やすだけではなく、バストの輪郭そのものを細かく調整できることにあります。
二の腕脂肪吸引と脂肪豊胸は相性の良い組み合わせ
二の腕脂肪吸引と脂肪注入豊胸は、AVAN TOKYOでも特に相性を重視している組み合わせの一つです。
今回の患者様では、
二の腕全周+副乳+脇肉
まで連続して脂肪吸引しています。
二の腕だけを細くしても、脇やバスト外側に脂肪が残っていると、正面や斜めから見たときに上半身がすっきり見えないことがあります。
そのため、
二の腕 → 脇肉 → 副乳 → バスト
までを一つのラインとして考えることが重要です。
二の腕・脇周囲を細くしながら、採取した脂肪をバストに移動させることで、
「腕は細く、バストは自然にボリュームを出す」
という上半身全体のシルエット改善を目指すことができます。
細身体型でも脂肪豊胸はできますか?
今回の患者様は162cm・47kg、BMI約17.9と比較的細身です。
「痩せていると脂肪豊胸はできませんか?」
というご質問も多くいただきますが、細身の方でも施術できるケースはあります。
重要なのは、体重だけで判断するのではなく、
二の腕、脇、腹部、腰、太ももなどに採取可能な脂肪がどの程度存在するか
を診察することです。
今回も、二の腕全周・副乳・脇肉から脂肪を採取し、純脂肪420ccを確保しています。
ただし、非常に細身の方では採取できる脂肪量に限界があります。
そのためAVAN TOKYOでは、
「希望するバストサイズ」と「実際に採取できる脂肪量」のバランス
をカウンセリング時に確認します。
より大きなサイズアップを希望される場合には、脂肪注入だけでなく、シリコンバッグやハイブリッド豊胸が適している場合もあります。
脂肪豊胸で何カップ大きくできますか?
脂肪注入豊胸では、
「必ず2カップ大きくなる」
といった保証はできません。
注入した脂肪のすべてがそのまま残るわけではなく、術後には一部が吸収され、その後定着した脂肪が残ります。
AVAN TOKYOでは、脂肪注入豊胸1回あたりの目安として約1〜1.5カップ程度のサイズアップを目指すことが多いですが、実際の変化には個人差があります。
特に、
● 採取できる脂肪量
● バストの皮膚・組織の伸展性
● 注入できるスペース
● 術後の脂肪の定着
● もともとの乳房形態
などによって結果は変わります。
そのため、「何cc入れるか」だけではなく、患者様それぞれに適した量を適した層へ注入することが重要です。
脂肪豊胸の定着を良くするために大切なこと
脂肪豊胸では、患者様自身の体質だけではなく、手術方法も重要です。
ポイントになるのは、
脂肪を一か所に大量に固めて注入するのではなく、複数の層へ細かく分散させること。
移植された脂肪は、周囲の組織から血流を受けながら生着していきます。
そのため、脂肪一つひとつが周囲の組織と接触しやすい状態を作ることを意識して注入します。
一方で、脂肪の定着率には個人差があり、皮膚の柔軟性だけで決まるものではありません。
「皮膚が柔らかければ必ず定着する」という意味ではなく、バストの柔軟性は、注入計画を考えるうえで確認する重要な要素の一つと考えています。
AVAN TOKYOが考える脂肪豊胸
AVAN TOKYOでは、脂肪豊胸を単純な「脂肪の移動」とは考えていません。
重要なのは、
どこから脂肪を減らし、どこにボリュームを作れば、身体全体が美しく見えるか。
というボディデザインです。
今回のように、
二の腕全周
+副乳
+脇肉
+脂肪注入豊胸
を組み合わせることで、二の腕を細くするだけではなく、脇からバストにかけての境界を整理し、上半身全体のメリハリを作ることができます。
特に細身の方では、単純に脂肪を大量に取ることではなく、必要な皮下脂肪を残しながら輪郭を整え、採取した限られた脂肪をどこへ使うかが重要になります。
AVAN TOKYOでは、脂肪吸引と豊胸をそれぞれ別の施術として考えるのではなく、上半身全体を一つのシルエットとしてデザインすることを重視しています。
よくある質問
Q. 脂肪豊胸は、たくさん脂肪を入れた方が大きくなりますか?
必ずしもそうではありません。脂肪を入れられる量には、その方の皮膚やバスト組織の柔軟性による限界があります。無理に大量注入するのではなく、バストの状態に合わせて適切な量を分散して注入することが重要です。
Q. バストの皮膚が柔らかいと脂肪豊胸は定着しやすいですか?
皮膚や組織に伸展性がある場合、脂肪を分散して注入するスペースを確保しやすい傾向があります。ただし、脂肪の定着には血流、注入方法、体質など複数の要因が関係するため、皮膚の柔らかさだけで決まるものではありません。
Q. 痩せ型でも脂肪注入豊胸はできますか?
可能なケースがあります。今回の症例も162cm・47kg、BMI約17.9の細身体型ですが、二の腕全周・副乳・脇肉から純脂肪420ccを採取しています。実際に施術可能かどうかは、体重ではなく採取部位の皮下脂肪量を診察して判断します。
Q. 二の腕の脂肪を胸に入れることはできますか?
可能です。二の腕、副乳、脇肉などから採取した脂肪を処理し、脂肪注入豊胸に使用することができます。二の腕を細くしながらバストのボリュームを補えるため、上半身のシルエットを総合的に整えたい方に適した組み合わせの一つです。
Q. 脂肪豊胸とハイブリッド豊胸はどちらが向いていますか?
自然なサイズアップを希望し、十分な脂肪が採取できる場合には脂肪注入豊胸が選択肢になります。一方、細身体型で採取できる脂肪が少ない場合や、より大きなサイズアップを希望する場合には、シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせるハイブリッド豊胸を検討することがあります。
まとめ|脂肪豊胸で大切なのは「注入量」だけではありません
脂肪豊胸で大切なのは、単純に「何cc入れたか」ではありません。
バストの皮膚や組織がどの程度伸びるのか、どの層にどれくらいの脂肪を安全に分散できるのかを見極めることが重要です。
今回の20歳・162cm・47kgの症例では、二の腕全周・副乳・脇肉から純脂肪420ccを採取し、脂肪注入豊胸を組み合わせています。

脂肪吸引で二の腕から脇周囲をすっきりさせ、採取した脂肪をバストに活用することで、「細くしたい部分」と「ボリュームを出したい部分」を同時にデザインすることができます。
脂肪注入豊胸をご検討されている方は、
「何cc入れられるか」だけではなく、
自分のバストの柔軟性、採取できる脂肪量、希望するサイズアップに対して、脂肪注入・バッグ豊胸・ハイブリッド豊胸のどれが適しているか
まで含めてご相談ください。
AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニックでは、脂肪吸引と豊胸を組み合わせ、患者様一人ひとりの骨格・脂肪量・皮膚の状態に合わせた上半身のボディデザインをご提案しています。
※効果・経過・脂肪の定着には個人差があります。
※施術には感染、出血、腫脹、内出血、疼痛、左右差、凹凸、色素沈着、しこり、脂肪壊死、傷跡などのリスクがあります。
※適応や施術内容については診察のうえで判断します。
執刀医:Shin Moriwaki, MD
AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック