びまん性脱毛症に対する新しい選択肢2026.03.12
脂肪幹細胞培養上清液をMorpheus8で頭皮へ届ける治療とは
「最近、髪全体のボリュームが減ってきた」
「分け目が広がってきた気がする」
「部分的ではなく、全体的に薄くなっている」
このようなお悩みは、びまん性脱毛症としてみられることが少なくありません。
びまん性脱毛症は、頭皮の一部だけではなく、全体的に髪が薄く見えてくるタイプの脱毛です。背景には女性型脱毛症や休止期脱毛などがあり、同じ“薄毛”でも原因は一つではありません。AADでも、女性型脱毛症や休止期脱毛は別の病態として扱われています。
だからこそ、AVAN TOKYOでは「ただ頭皮に何かを入れる」のではなく、
どのタイプの薄毛なのかを見極めたうえで、毛包がまだ残っている段階にどうアプローチするかを大切にしています。

脂肪幹細胞培養上清液は、“毛が生える液体”ではなく、毛包環境を整える治療です
脂肪幹細胞培養上清液は、幹細胞そのものを入れる治療ではありません。
脂肪由来幹細胞が培養中に分泌した成長因子やサイトカインなどを含む上清成分を利用し、毛包の周囲環境を整える考え方です。レビューでは、VEGF、HGF、IGF-1、PDGF、bFGF など、毛包環境や血流、細胞活性に関わる因子が含まれる可能性が示されています。
つまりこの治療の本質は、
弱っている毛包を取り巻く“土台”に働きかけることです。
髪のボリュームが落ちている方の中には、毛包が完全になくなっているわけではなく、
まだ毛は作れるのに、細く、短く、弱くなっているだけというケースが少なくありません。
こうした状態に対して、頭皮環境を整え、発毛しやすい方向へ導くことが、この治療の大きな役割です。
Morpheus8を使う最大のメリットは、“頭皮にしっかり届けやすい”こと
上清液の治療で意外に大切なのが、何を使うか以上に、どう届けるかです。
Morpheus8はRFマイクロニードリング技術を用いた医療機器で、微細な針で頭皮にごく小さな経路を作りながら、高周波エネルギーを加えることができます。FDAはRFマイクロニードリングについて安全性注意喚起を出しており、これは裏を返せば、しっかり医療として扱うべき深さと反応を伴う治療であることを示しています。
びまん性脱毛症に対してMorpheus8を併用するメリットは、
外用だけでは届きにくい成分を、より狙った層に届けやすくなることです。
さらに、マイクロニードリングそのものが頭皮に微細な刺激を与えることで、
休んでいる毛包に対して再起動を促すような環境づくりも期待されます。ADSCCMをマイクロニードリング併用で用いた症例報告やレビューもあり、女性型脱毛症で毛髪密度や毛径の改善が報告されています。

びまん性脱毛症の方に期待できるメリット
この治療が特に相性がよいのは、
毛包がまだ残っているびまん性脱毛症です。
たとえば、
- 分け目の広がりが気になる
- 髪全体が細くなってきた
- 以前よりトップのボリュームが出にくい
- 休止期脱毛が長引いて回復が遅い
- 女性型脱毛症の初期〜中等度で、早めに手を打ちたい
こうした方では、脂肪幹細胞培養上清液をMorpheus8で届けることで、
頭皮環境・微小循環・毛包周囲シグナルに対して、外用単独より一歩踏み込んだアプローチが期待できます。TEに対する初期報告や、女性型脱毛症に対する臨床報告もあります。
特にホームケアだけでは変化を感じにくい方にとって、
「ただ塗る治療」ではなく、頭皮に直接アプローチする再生系治療として魅力があります。

こんな方に向いています
AVAN TOKYOでは、特に次のような方に相性がよい治療だと考えています。
- 髪が全体的に薄くなってきた方
- 女性型脱毛症が気になる方
- 抜け毛は多いのに、なかなか回復しない方
- 頭皮ケアや外用だけでは物足りない方
- 早い段階で“今ある毛包”を守りたい方
びまん性脱毛症は、進行してからではなく、
「まだ毛包が残っているうち」に介入することが大切です。女性型脱毛症でも、早期治療が有利とされています。
ただし、すべての脱毛に同じように効くわけではありません
ここはとても大切です。
びまん性脱毛症の中には、出産後、急なダイエット、発熱、ストレス、鉄欠乏、甲状腺異常などが原因で起こるケースもあります。こうした休止期脱毛では、まず原因を見極めて整えることが基本です。AADでも、休止期脱毛は自然に改善することがあると説明されています。
つまり、AVAN TOKYOが大切にしたいのは、
誰にでも同じ治療を勧めることではなく、その方の薄毛タイプを見極めたうえで、必要な方に必要な方法を提案することです。
AVAN TOKYOだからできる、診断から設計する頭皮治療
この治療の価値は、単に「上清液を入れる」ことではありません。
本当に重要なのは、
- どのタイプの脱毛なのか
- どの層に届けるべきか
- どの程度の刺激が適切か
- どんなペースで治療すべきか
を、頭皮と毛髪の状態を見ながら設計することです。
Morpheus8は便利な機械ですが、RFマイクロニードリングは医療機器であり、FDAも合併症リスクについて注意喚起しています。だからこそ、AVAN TOKYOでは“強く打てばいい”とは考えません。
毛包を守りながら、必要な刺激を必要なだけ入れることを重視します。

まとめ
びまん性脱毛症に対して、“頭皮に届ける再生治療”という選択肢を
脂肪幹細胞培養上清液をMorpheus8で頭皮へ届ける治療は、
びまん性脱毛症の中でも、毛包がまだ残っているタイプの薄毛に対して、頭皮環境を整えながら発毛しやすい方向へ導く再生補助治療です。
外用だけでは物足りない。
でも、今ある毛をできるだけ守りたい。
そんな方にとって、この治療は非常に魅力的な選択肢になり得ます。
AVAN TOKYOでは、
ただ治療を行うのではなく、薄毛の種類を見極め、頭皮の状態に合わせて治療を設計することを大切にしています。
髪全体のボリューム低下が気になり始めた方こそ、
“まだ毛包が残っている今”のタイミングで、早めにご相談ください。