Morpheus8による幹細胞培養上清液ドラッグデリバリーの医学的意義2026.02.15
― 再生医療を“設計”するという発想 ―
再生医療の分野において、幹細胞培養上清液(Stem Cell Conditioned Media)に含まれるサイトカインやエクソソームは、近年大きな注目を集めています。
しかし、本質的に重要なのは
「何を使うか」ではなく、「どう届けるか」 です。
AVAN TOKYOでは、単なる塗布や点滴ではなく、
Morpheus8によるドラッグデリバリーを選択しています。
それは流行ではなく、明確な医学的合理性に基づく選択です。
1. 局所へ“高濃度”で直接届けるという戦略
点滴や経口摂取では、有効成分は全身循環に乗ります。
その過程で希釈・代謝され、目的部位に到達する頃には濃度が低下している可能性があります。
一方、Morpheus8は
- 微細針で真皮〜頭皮レベルへ到達
- マイクロチャネル(微細孔)を形成
- その直後に上清液を導入
というプロセスを経ることで、
目的組織へ直接・高濃度で作用させることが可能です。
皮膚や毛包は局所組織であり、
全身投与よりも局所投与の方が理論的に合理的であることは明らかです。

2. RFによる創傷治癒シグナルとの相乗効果
Morpheus8は単なる導入デバイスではありません。
RF(高周波)エネルギーにより
- コラーゲン収縮
- 線維芽細胞刺激
- controlled injury(制御された微細損傷)の形成
を引き起こします。
創傷治癒過程では、細胞は成長因子に対する感受性が高まります。
このタイミングで、
- EGF(上皮成長因子)
- IGF-1(毛包刺激)
- VEGF(血管新生)
- TGF-β(抗炎症・修復)
などを含む上清液を届けることで、
生理的な修復プロセスを増強できる可能性があると考えられます。
つまり、
Morpheus8は「導入機器」ではなく、
再生シグナルを最適化する環境を作る装置でもあるのです。
3. 解剖学的ターゲティングという優位性
深度設定を調整することで、
- 約1mm → 真皮上層〜中層(肌質改善・小じわ)
- より深層 → 毛包周囲(毛髪治療)
といった、層別アプローチが可能になります。
塗布では角質層がバリアとなります。
点滴では毛包へ選択的に届く保証はありません。
Morpheus8は、
構造解剖学に基づいた精密治療設計が可能という点で大きな利点があります。

4. 血中希釈・全身分解の回避
成長因子やサイトカインはタンパク質であり、
- 血中で分解されやすい
- 肝臓で代謝される
- 全身に分散する
といった特性を持ちます。
局所ドラッグデリバリーは、
血中希釈を回避し、必要部位で最大効果を狙う合理的手法です。
これは過度な期待ではなく、
薬物動態学的に極めて現実的なアプローチです。
5. 科学的に現実的な立場
エクソソーム単体の作用機序は、現時点では完全には解明されていません。
しかし、幹細胞培養上清液に含まれるサイトカインの
- 抗炎症作用
- 創傷治癒促進
- 血管新生誘導
については、一定の基礎研究データが存在します。
AVAN TOKYOでは、
「万能治療」と誇張することはありません。
私たちが重視するのは、
適切な層へ、適切な方法で、適切な濃度で届けること。
その医学的合理性に基づき、
Morpheus8によるドラッグデリバリーを採用しています。

流行ではなく、“治療設計”である
Morpheus8 × 幹細胞培養上清液は、
- 局所投与の合理性
- RFとの相乗効果
- 解剖学的ターゲティング
- 安全性への配慮
を兼ね備えた、再生医療的アプローチです。
皮膚再生・毛髪再生は、
「何を入れるか」だけでなく、
“どう届けるか”で結果が変わる。
AVAN TOKYOは、
世界基準の再生医療アプローチを、
日本のみならず世界中の患者様へ提供していきます。