ハイブリッド豊胸(ペアル 280cc)+太もも全周・ふくらはぎ・膝・二の腕全周・副乳の脂肪吸引|28歳女性・術後6ヶ月
28歳女性。胸のボリュームを出したいというご希望と、太もも・ふくらはぎ・膝・二の腕・副乳を細くしたいというご相談から、シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせたハイブリッド豊胸と、太もも全周・ふくらはぎ・膝・二の腕全周・副乳の脂肪吸引を同日に行いました。お写真は斜め前から見た術前と術後6ヶ月の上半身です。

先に結論
ペアル 280ccと脂肪注入(左右各80ml)のハイブリッド豊胸に、太もも全周・ふくらはぎ・膝・二の腕全周・副乳の脂肪吸引を組み合わせた症例です。術後6ヶ月の写真では、術前は平らだったデコルテからバストにかけて丸みのあるふくらみが出て、二の腕から脇にかけてのラインもすっきりしています。

症例の概要
| 施術名 | ハイブリッド豊胸(シリコンバッグ+脂肪注入)/太もも全周・ふくらはぎ・膝・二の腕全周・副乳の脂肪吸引 |
|---|---|
| 施術内容 | ペアル 280cc(腋窩切開・乳腺下)+脂肪注入 左右各80ml(皮下)/吸引した脂肪 合計3,200ml(太もも後側・ふくらはぎ1,400ml、太もも前側1,100ml、二の腕全周700ml) |
| 麻酔・手術時間 | 全身麻酔/約5時間 |
| 写真の時期 | 術前・術後6ヶ月(斜め前) |
| 施術回数 | 1回 |
| 費用 | 2,874,000円(税込・モニター価格) 料金表 |
| 主なリスク | 腫れ・内出血・痛み・むくみ、皮膚の凹凸、左右差、傷あと、被膜拘縮・リップリング、脂肪のしこり・石灰化、ふくらはぎのむくみ・色素沈着など(詳しくは下記) |
| 担当医 | 森脇 進(院長) |
ご相談内容
もともと胸の厚みが少なく、デコルテから胸にかけて平らなラインが気になっていたことに加え、太もも・ふくらはぎ・膝・二の腕と、脇の前にふくらむ副乳も細くしたいというご相談でした。
細身の方はバッグだけでは輪郭や段差が出やすく、脂肪だけでは一度に出せるボリュームに限りがあるため、両方を組み合わせるハイブリッド豊胸をご提案しました。注入する脂肪は、細くしたいご希望のあった太もも・ふくらはぎ・二の腕から採取しています。
行った施術
ハイブリッド豊胸(ペアル 280cc+脂肪注入)
胸郭の幅や皮膚の伸びを確認したうえでペアル 280ccを選び、脇のしわに沿った腋窩切開から乳腺下に挿入しました。
吸引した脂肪から純度の高い脂肪400mlを取り出し、遠心分離(1,000回転・1分)で250mlの注入用脂肪をつくり、左右とも皮下に80mlずつ注入しました。デコルテから胸の上側の皮下の厚みを補い、バッグの縁が目立ちにくい自然な傾斜になるよう意識しています。
太もも全周・ふくらはぎ・膝・二の腕全周・副乳の脂肪吸引
太ももは内側・外側・前側・後側を一続きで、膝からふくらはぎまでつなげて吸引し、二の腕は振袖・肩・前側をまとめて吸引したうえで、脇の前にふくらむ副乳も合わせて整えました。一部分だけを吸引すると境目に段差が出やすいため、範囲をつなげて厚みを均一に減らしています。
吸引した脂肪は合計3,200ml(太もも後側・ふくらはぎ1,400ml、太もも前側1,100ml、二の腕全周700ml)です。創部は両肘・両脇の前後・鼠径部・お尻の下・膝の前後の小さな切開で、バッグは脇のしわの切開から入れています。
麻酔と手術時間
全身麻酔(プロポフォール)に笑気・セボフルランを併用し、チュメセント麻酔液を太もも・ふくらはぎに3,700ml、二の腕に800ml、胸に左右200mlずつ注入しました。手術時間は約5時間です。
術前と術後6ヶ月の変化
術前は胸の前方への厚みが少なく、デコルテから胸にかけて平らなラインでした。術後6ヶ月の写真では、デコルテからバストにかけてなだらかなふくらみが出て、胸の下側まで丸みのある形になっています。二の腕の付け根から脇にかけての厚みも減り、腕のラインがすっきりしました。
術前と術後で撮影時期・姿勢は異なります。今回のお写真は主にバストと二の腕の変化を比較するもので、太もも・ふくらはぎ・膝の変化はこのお写真では比較していません。
術後の経過と過ごし方
痛みは術後2〜3日がピークで、10日ほどで落ち着いていきます。腫れ・内出血は2〜3週間で徐々に引いていきます。ふくらはぎ・膝はむくみが長引きやすい部位です。
吸引した部位の硬さ(拘縮)は術後1ヶ月頃がピークで、通常3ヶ月ほどで馴染んでいきます。バストの張り感や硬さも1〜3ヶ月で徐々に馴染みます。
術後は二の腕用の圧迫着(ボレロ)と太もも用のガードルを1週間・24時間着用し、胸はテープで固定しました。うつぶせ寝や胸が圧迫される姿勢は3ヶ月控え、ブラジャーは1.5ヶ月まではノンワイヤーのものをお使いいただきます。シャワーは翌日から短時間・ぬるま湯で、湯船・サウナと激しい運動は2週間後からです。
今回のお写真は術後6ヶ月の時点です。
リスク・副作用
脂肪吸引に伴い、腫れ、内出血(あざ)、痛み、むくみ、皮膚の凹凸やつっぱり感、左右差、色素沈着、小切開部(両肘・両脇・鼠径部・お尻の下・膝の前後)の傷あとが生じることがあります。まれに感染、血腫、しびれ、知覚鈍麻などの合併症が起こる可能性もあります。二の腕・副乳では皮膚のたるみや波打ち、太もも・膝ではむくみが長引くことや知覚鈍麻、ふくらはぎでは腫れや色素沈着が出やすく、拘縮による一時的な硬さや凹凸が生じることがあります。
シリコンバッグについては、被膜拘縮、バッグの破損・位置異常、リップリング(バッグの波打ちが表面に出ること)、感染、乳頭や乳房の知覚の変化が起こる可能性があります。脂肪注入については、石灰化・しこり・嚢胞、生着率の個人差、左右差が生じることがあります。全身麻酔に伴い、吐き気や喉の違和感が一時的に生じることがあります。
これらは回復の過程で生じることがあり、多くは時間の経過とともに軽減していきますが、症状の程度や回復までの期間には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず担当医にご相談ください。
この症例を担当した医師

森脇 進
AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック 院長
徳島大学医学部卒。徳島大学附属病院、東京中央美容外科、Gracia クリニックを経て現職。脂肪吸引の累計執刀5,000件以上(前職を含む)。
日本美容外科学会(JSAS)会員 / American Academy of Aesthetic Medicine 会員 / ECFMG Certificate 取得