ハイブリッド豊胸(モティバミニ275cc+コンデンスリッチ脂肪)+太もも内側・頬の脂肪吸引+糸リフト・ボトックス|32歳女性・術後1ヶ月
32歳女性。バストにボリュームを出したいというご希望と、頬からフェイスラインのもたつきを整えたいというご相談から、シリコンバッグとコンデンスリッチ脂肪を組み合わせたハイブリッド豊胸を行い、脂肪の採取部位として太もも内側の脂肪吸引を同時に行いました。あわせて頬の脂肪吸引、フェイスラインの糸リフト4本、エラのボトックス60単位を同日に行っています。お写真は正面と斜めから見た術前と術後1ヶ月の状態です。

先に結論
モティバ ミニ 275ccとコンデンスリッチ脂肪(左右100mlずつ)のハイブリッド豊胸に、太もも内側からの脂肪採取と顔まわりの施術を組み合わせた症例です。術後1ヶ月の写真では、正面ではデコルテから胸にかけての丸み、斜めからは胸の前方への厚みが確認できます。

症例の概要
| 施術名 | ハイブリッド豊胸(シリコンバッグ+コンデンスリッチ脂肪注入)/太もも内側・頬の脂肪吸引/フェイスラインの糸リフト/エラのボトックス |
|---|---|
| 施術内容 | モティバ ミニ 275cc(腋窩切開・乳腺下)+コンデンスリッチ脂肪 右100ml・左100ml(皮下)/太もも内側の吸引量300ml/頬の吸引(少量)/糸リフト4本/ボトックス60単位(エラ) |
| 麻酔・手術時間 | 全身麻酔/約1時間30分 |
| 写真の時期 | 術前・術後1ヶ月(正面・斜め) |
| 施術回数 | 1回 |
| 費用 | 1,457,200円(税込・モニター価格) 料金表 |
| 主なリスク | 腫れ・内出血・痛み・むくみ、皮膚の凹凸、左右差、傷あと、被膜拘縮・リップリング、脂肪のしこり・石灰化、糸の触知など(詳しくは下記) |
| 担当医 | 森脇 進(院長) |
ご相談内容
胸の厚みが少なく、デコルテから胸にかけて平坦なラインが気になっていたことに加え、頬からフェイスラインにかけてのもたつきも整えたいというご相談でした。
細身の方はバッグだけでは輪郭や段差が出やすく、脂肪だけでは一度に出せるボリュームに限りがあるため、両方を組み合わせるハイブリッド豊胸をご提案しました。脂肪は太もも内側から採取しています。
行った施術
ハイブリッド豊胸(モティバ ミニ 275cc+コンデンスリッチ脂肪)
胸郭の幅や皮膚の伸びを確認したうえでモティバ ミニ 275ccを選び、脇のしわに沿った腋窩切開から乳腺下に挿入しました。
太もも内側から採取した脂肪のうち純度の高い脂肪250mlを遠心分離(200回転・1分)して、235mlのコンデンスリッチ脂肪をつくり、右100ml・左100mlを皮下に注入しています。デコルテから胸の上側の皮下の厚みを補い、バッグの縁が目立ちにくい傾斜になるよう意識しました。
太もも内側の脂肪吸引(脂肪採取)
豊胸に使う脂肪を、太もも内側から300ml吸引しました。創部は両側の鼠径部の小さな切開です。
顔まわり(頬の脂肪吸引・糸リフト・ボトックス)
頬の脂肪を両耳の下の小さな切開から少量吸引し、フェイスラインに糸リフトを4本入れて皮膚を支えるようにしました。エラにはボトックスを60単位注入しています。
麻酔と手術時間
全身麻酔(プロポフォール・ミダゾラム)に笑気・セボフルランを併用し、太もも内側にチュメセント麻酔液800ml、胸に400ml、顔に100mlを注入しました。手術時間は約1時間30分です。
術前と術後1ヶ月の変化
術前は胸の前方への厚みが少なく、デコルテから胸にかけて平坦なラインでした。術後1ヶ月の正面の写真では、デコルテから胸にかけて丸みが出て、胸の谷間にも厚みが加わっています。
斜めから見ると、術前は平坦だった胸の前方へのふくらみが出て、デコルテからバストトップにかけてなだらかな傾斜になっています。顔まわりの施術は今回のお写真には写っていません。
術後の経過と過ごし方
痛みは術後2〜3日がピークで、10日ほどで落ち着いていきます。腫れ・内出血は2〜3週間で徐々に引いていきます。
バストの腫れや硬さは1〜3ヶ月で徐々に馴染みます。吸引した部位の硬さ(拘縮)は術後1ヶ月頃がピークで、通常3ヶ月ほどで馴染んでいきます。糸リフトの凹凸や違和感も、通常3ヶ月ほどで落ち着きます。
顔はフェイシャルバンドを術後24時間着用し、バッグが上がらないようマンモバンドを術直後から最低2週間(可能なら1ヶ月)着用します。うつぶせ寝や胸が圧迫される姿勢は3ヶ月控え、ブラジャーは1.5ヶ月まではノンワイヤーのものをお使いいただきます。脂肪の定着のため、術後1.5ヶ月はダイエットを控えていただきます。
今回のお写真は術後1ヶ月の時点で、仕上がりはこの先も少しずつなじんでいきます。ボトックスの効果は時間の経過とともに徐々に薄れていきます。
リスク・副作用
脂肪吸引に伴い、腫れ、内出血(あざ)、痛み、むくみ、皮膚の凹凸やつっぱり感、左右差、色素沈着、小切開部(両側の鼠径部・両耳の下など)の傷あとが生じることがあります。まれに感染、血腫、しびれ、知覚鈍麻などの合併症が起こる可能性もあります。太もも内側ではむくみが長引くことや知覚鈍麻、頬では皮膚のたるみや輪郭の左右差、一時的な口角の動かしにくさが生じることがあります。
シリコンバッグについては、被膜拘縮、バッグの破損・位置異常、リップリング(バッグの波打ちが表面に出ること)、感染、乳頭や乳房の知覚の変化が起こる可能性があります。脂肪注入については、石灰化・しこり・嚢胞、生着率の個人差、左右差が生じることがあります。
糸リフトでは、赤み・腫れ・内出血、皮膚の凹みや引きつれ、糸の触知、後戻りが、ボトックスでは噛むときや表情の違和感が生じることがあります。全身麻酔に伴い、吐き気や喉の違和感が一時的に生じることがあります。
これらは回復の過程で生じることがあり、多くは時間の経過とともに軽減していきますが、症状の程度や回復までの期間には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず担当医にご相談ください。
この症例を担当した医師

森脇 進
AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック 院長
徳島大学医学部卒。徳島大学附属病院、東京中央美容外科、Gracia クリニックを経て現職。脂肪吸引の累計執刀5,000件以上(前職を含む)。
日本美容外科学会(JSAS)会員 / American Academy of Aesthetic Medicine 会員 / ECFMG Certificate 取得