ハイブリッド豊胸(モティバ ミニ 200cc)+腹部全体の脂肪吸引|27歳女性・術後6ヶ月
27歳女性。胸のボリュームを出したいというご相談から、シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせたハイブリッド豊胸を行いました。注入する脂肪は腹部全体(上腹部・下腹部・側腹部)から吸引しています。お写真は正面から見た術前と術後6ヶ月の上半身です。

先に結論
モティバ ミニ 200ccと脂肪注入(左右各70ml)のハイブリッド豊胸に、腹部全体の脂肪吸引を組み合わせた症例です。術後6ヶ月の写真では、術前は平らだったデコルテからバストにかけて丸みのあるふくらみが出て、胸の中央に谷間ができています。

症例の概要
| 施術名 | ハイブリッド豊胸(シリコンバッグ+脂肪注入)/腹部全体の脂肪吸引 |
|---|---|
| 施術内容 | モティバ ミニ 200cc(腋窩切開・乳腺下)+脂肪注入 左右各70ml(皮下)/吸引した脂肪 335ml(腹部全体) |
| 麻酔・手術時間 | 全身麻酔/約1時間40分 |
| 写真の時期 | 術前・術後6ヶ月(正面) |
| 施術回数 | 1回 |
| 費用 | 1,594,000円(税込・モニター価格) 料金表 |
| 主なリスク | 腫れ・内出血・痛み・むくみ、皮膚の凹凸、左右差、傷あと、被膜拘縮・リップリング、脂肪のしこり・石灰化、腹部の拘縮による硬さなど(詳しくは下記) |
| 担当医 | 森脇 進(院長) |
ご相談内容
もともと胸の厚みが少なく、デコルテから胸にかけて平らなラインが気になるというご相談でした。
細身の方はバッグだけでは輪郭や段差が出やすく、脂肪だけでは一度に出せるボリュームに限りがあるため、両方を組み合わせるハイブリッド豊胸をご提案しました。注入する脂肪は、腹部全体(上腹部・下腹部・側腹部)から採取しています。
行った施術
ハイブリッド豊胸(モティバ ミニ 200cc+脂肪注入)
胸郭の幅や皮膚の伸びを確認したうえでモティバ ミニ 200ccを選び、脇のしわに沿った腋窩切開から乳腺下に挿入しました。
吸引した脂肪から純度の高い脂肪260mlを取り出し、遠心分離(300回転・1分)で150mlの注入用脂肪をつくり、左右とも皮下に70mlずつ注入しました。デコルテから胸の上側の皮下の厚みを補い、バッグの縁が目立ちにくい自然な傾斜になるよう意識しています。
腹部全体の脂肪吸引(脂肪の採取)
上腹部・下腹部・側腹部を一続きで吸引しました。一部分だけを吸引すると境目に段差が出やすいため、範囲をつなげて厚みを均一に減らしています。
吸引した脂肪は335mlです。創部は、脇(バッグの挿入)、乳頭の下、おへそ、鼠径部の小さな切開です。
麻酔と手術時間
全身麻酔(プロポフォール)に笑気・セボフルランを併用し、チュメセント麻酔液を腹部に600ml、胸に左右300mlずつ注入しました。手術時間は約1時間40分です。
術前と術後6ヶ月の変化
術前は胸の前方への厚みが少なく、デコルテから胸にかけて平らなラインでした。術後6ヶ月の写真では、デコルテからバストにかけてなだらかなふくらみが出て、胸の中央に谷間ができ、胸の下側まで丸みのある形になっています。
術前と術後で撮影時期・姿勢は異なります。今回のお写真は主にバストの変化を比較するもので、腹部の変化はこのお写真では比較していません。
術後の経過と過ごし方
痛みは術後2〜3日がピークで、10日ほどで落ち着いていきます。腫れ・内出血は2〜3週間で徐々に引いていきます。
吸引した腹部の硬さ(拘縮)は術後1ヶ月頃がピークで、通常3ヶ月ほどで馴染みますが、お腹は半年ほど続く場合もあります。姿勢が悪いと皮膚に横線がつきやすいため、背筋を伸ばして過ごしていただきます。バストの張り感や硬さも1〜3ヶ月で徐々に馴染みます。
術後は腹部用の圧迫着(ウエストニッパー)を1週間・24時間着用し、胸は筒状の包帯で固定しました。うつぶせ寝や胸が圧迫される姿勢は3ヶ月控え、ブラジャーは1.5ヶ月まではノンワイヤーのものをお使いいただきます。シャワーは翌日から短時間・ぬるま湯で、湯船・サウナと激しい運動は2週間後からです。
今回のお写真は術後6ヶ月の時点です。
リスク・副作用
脂肪吸引に伴い、腫れ、内出血(あざ)、痛み、むくみ、皮膚の凹凸やつっぱり感、左右差、色素沈着、小切開部(おへそ・鼠径部)の傷あとが生じることがあります。まれに感染、血腫、しびれ、知覚鈍麻などの合併症が起こる可能性もあります。腹部では拘縮による一時的な硬さや凹凸、皮膚のたるみが生じることがあります。
シリコンバッグについては、被膜拘縮、バッグの破損・位置異常、リップリング(バッグの波打ちが表面に出ること)、感染、乳頭や乳房の知覚の変化が起こる可能性があります。脂肪注入については、石灰化・しこり・嚢胞、生着率の個人差、左右差が生じることがあります。全身麻酔に伴い、吐き気や喉の違和感が一時的に生じることがあります。
これらは回復の過程で生じることがあり、多くは時間の経過とともに軽減していきますが、症状の程度や回復までの期間には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず担当医にご相談ください。
この症例を担当した医師

森脇 進
AVAN TOKYO 銀座脂肪吸引クリニック 院長
徳島大学医学部卒。徳島大学附属病院、東京中央美容外科、Gracia クリニックを経て現職。脂肪吸引の累計執刀5,000件以上(前職を含む)。
資格
・VASER Lipo 認定医
・ECFMG Certificate 取得
所属学会
・日本美容外科学会(JSAS)会員
・日本再生医療学会 正会員
・American Academy of Aesthetic Medicine 会員