コラム

毛周期とは?成長期・退行期・休止期のサイクルが抜け毛を左右する2026.05.04

「毎日100本以上抜ける」「シャンプーのたびに大量の抜け毛が気になる」——そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

しかし実は、正常な状態でも人は毎日50〜100本の毛が抜けています。

問題は「量」ではなく「質」——つまり抜けた毛が正常なサイクルで生え変わっているかどうかです。

毛髪の健康を理解するうえで欠かせない概念が「毛周期(ヘアサイクル)」です。

毛周期(ヘアサイクル)とは何か

毛周期とは、1本の毛髪が「生える→育つ→抜ける→また生える」というサイクルを繰り返す生理的なプロセスです。

全身の毛は独立したリズムで成長・脱落を繰り返しており、頭部の毛髪は特に長いサイクルを持っています。

この繰り返しの仕組みがあるからこそ、私たちの髪は一定の密度・長さを保つことができます。

毛周期は大きく3つのフェーズに分けられます。

・成長期(アナゲン):毛母細胞が活発に分裂し、毛髪が伸びる時期

・退行期(カタゲン):毛母細胞の分裂が停止し、毛根が縮小する移行期

・休止期(テロゲン):毛根が休眠し、最終的に自然脱落する時期

この3つのフェーズが正常に機能することで、健康な毛髪が維持されます。

成長期(アナゲン)──毛が育つ黄金期

成長期(アナゲン)は、毛周期の中で最も長く重要なフェーズです。

通常、頭部の毛髪では2〜7年続きます。

この期間中、毛根底部の毛母細胞(毛乳頭の周囲に存在する)が活発に分裂・増殖し、毛髪を1ヶ月に約1〜1.5cm伸ばします。

健康な頭皮では、全体の毛髪のうち約85〜90%が常に成長期にあります。

成長期が長ければ長いほど、毛髪は長く・太く育ちます。

AGAや毛髪の問題が進行すると、この成長期が短縮されることが、薄毛の主要なメカニズムのひとつです。

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退行期(カタゲン)──わずか2〜3週間の移行期

退行期(カタゲン)は、成長期から休止期への移行段階です。

この期間は非常に短く、通常2〜3週間程度で完了します。

毛母細胞の分裂が止まり、毛根は毛乳頭から切り離されて上方へ移動し、毛根が縮小します。

退行期の毛は「クラブ毛(棍棒毛)」と呼ばれる形状になります。

全体の毛髪のうち退行期にあるものはわずか1〜3%程度で、通常は目立ちません。

退行期の異常な長期化・短縮化は、毛周期全体のバランスを乱す原因となります。

休止期(テロゲン)──脱落準備と次の成長期の開始

休止期(テロゲン)は、毛根が完全に休眠し、新しい毛が形成され始める時期です。

通常3〜4ヶ月続き、この期間の終わりに古い毛が自然脱落します。

同時に、毛乳頭が再び活性化し、新しい成長期が始まります。

健康な頭皮では全体の10〜15%の毛が休止期にあります。

休止期の毛が異常に増えると「テロゲン脱毛」と呼ばれる状態になり、急激な抜け毛増加として現れます。

産後脱毛・強いストレス後の脱毛などは、このテロゲン脱毛が主な原因です。

AGAが毛周期を乱すメカニズム

AGAにおける毛周期の異常は、DHT(ジヒドロテストステロン)の作用によって引き起こされます。

DHTは毛乳頭のアンドロゲン受容体に結合し、毛母細胞の分裂を抑制し、成長期を短縮させます。

本来2〜7年あった成長期が、数ヶ月〜1年程度にまで短縮されることで、毛は十分に育つ前に退行期・休止期へ移行してしまいます。

このサイクルが繰り返されるたびに毛包は小型化(ミニチュア化)し、最終的には完全に萎縮します。

再生医療は、この「短縮された成長期」を本来の長さへ回復させることを目的としています。

再生医療で毛周期を正常化する

AVAN TOKYO 銀座 毛髪再生医療クリニックでは、幹細胞培養上清液・エクソソーム・Morpheus8などの再生医療技術を組み合わせ、乱れた毛周期を根本から正常化するアプローチを行っています。

成長因子(EGF・FGF・VEGF等)を含む幹細胞培養上清液は、毛乳頭細胞を直接刺激し、短縮した成長期を延長させる作用が報告されています。

「なぜ抜けるのか」を理解することが、効果的な治療選択への大切な第一歩です。

📍AVAN TOKYO 銀座 毛髪再生医療クリニック

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